カンボジアの芸術教育の現状

カンボジアの芸術教育の現状

カンボジアの学校は2部交代制ということもあり、多くの子どもたちは学校がない時間に塾に通っており、芸術教育に限らず学校教育が全体的に質・量ともに不足しています。
音楽の授業を行うとしても、音符の読める教師がおらず、楽器などの教材が不足しているため実施出来ないケースもあります。また、指導されている数少ない学校においても、指導内容は歌詞の書き写しや伝統楽器の名称を覚えることなどに限られています。
美術の授業も教材や教師の不足などの理由で普及していません。指導されている学校でも、指導内容のほとんどは臨画(模写)です。
これでは子どもたちが音楽や美術に親しみ、協調する力や表現力、豊かな感性と心を育み、子どもたちが自らを想像し、新しい考えを生み出す「自己表現活動」の機会は極めて少ないと言わざるを得ません。

※参考
外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/kuni/cambodia.html

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