特別講義部門

2015年度 特別講義部門 -援助実務と国際人としての教養-

部門長 岩本宗孝 将来、国際協力を目指すに当っては、相手国に関する知識のみならず、日本についての知識、さらには世界の歴史や文化に関しても幅広い教養を身につけることが必要である。そのような観点から過去のカレッジにおいて、様々な分野の第一線で活躍されている専門家や著名人を数多く招いての講義を実施し、受講生からたいへん好評を得てきた。今期も引き続き、これらの方々の講義を中心とし、さらに幅広い知識を身につけられるよう、講師陣の一層の充実を図って行く方針である。 特別講義部門長 岩本 宗孝
特別講義部門講師(50音順・敬称略)/所属/ 講義内容 講 義 日
有森 裕子 認定NPO法人ハート・オブ・ゴールド代表理事 元マラソン選手 9/16(水) 18:30-20:00
『私の社会活動~共に育つ~』 仕事でこうしたい、自分自身はこうなりたいと毎日の生活の中でいろいろなものを求め、わからないことに向かってとにかく一歩一歩進んでいく。そのときに大事になるのは、こうなりたいという目標を定めることと、目標に向かってやりぬく気持ちなど、競技生活で学んだことを中心に、スポーツを通じての支援活動を行っている「ハート・オブ・ゴールド」について、カンボジアの子どもたちを支援させていただいた話を交えながら、目標を決めその目標に向かってあきらめずに取り組むことの大切さについてお話しします。
池上 彰 ジャーナリスト 10/28(水) 18:30-20:00
(講義内容変更) 『イスラム世界の理解のために』世界に16億人いるといわれるイスラム教徒。イスラム武装勢力による事件の報道ばかりが目立っていますが、イスラム教が危険ということではありません。イスラム世界を理解するために必要な基本知識を皆様に身に付けていただきたいと思います。
今川 純子 JHP・学校をつくる会副代表理事 11/ 7(土) 15:15-16:45  
『私の海外生活』 30年に及ぶ在外勤務の中、二度の戦後の苦しい時を過ごし、一度クーデターにあい生命の危機に直面する。その時の当時の日本政府の対応などについてお話します。
岩本 宗孝 JHP・学校をつくる会 理事 10/31(土) 15:15-16:45
『JHPの活動と私の体験から』 JHPの常勤理事として、事務局長などの経験をもとに、NPOの運営についてのノウハウを説明し、将来、国際協力活動を目指す人への参考とする。また、この間のJHPでの活動の実績や成果についての紹介を行う。
江川 紹子 ジャーナリスト 11/ 4(水) 18:30-20:00
『私の取材ノートから』
小山内美江子 JHP・学校をつくる会代表理事 9/ 5(土)15:15-16:45 9/12(土)15:15-16:45 11/ 14(土)15:15-16:45 2016年1/ 9(土)15:15-16:45 全4回講義
『特別講演 ~戦後70年、なぜ日本は世界中から信頼・尊敬されてきたか~』(9月5日) 1945年(終戦の年)、私は15歳でした。その年の4月15日、横浜の鶴見にあった生家が空襲で焼かれ、また、終戦の日は軍需工場で働いていました。その時の経験を皆様にお話するとともに、なぜ、戦後70年、日本は世界中から信頼、尊敬されてきたか、皆様と考えていきたいと思います。 『小山内美江子のJHP史①, ②, ③』(①9月12日, ②11月14日, ③1月9日) 1990年中東湾岸危機を契機に、国境を越えたボランティア活動を開始。92年和平協定調印されたカンボジア内戦終結時にはカンボジア帰還難民の救援活動を行い、カンボジアを中心に学校建設、音楽、美術教師育成など地域に根ざした国際協力を行なうJHP・学校をつくる会を設立。各国で活動を行なう自身とJHP史についての講演
熊倉 功夫 静岡文化芸術大学 学長 林原美術館館長 10/21(水) 18:30-20:00
『高山右近と古田織部』 日本を捨ててマニラに向ったキリシタン大名の高山右近と、漫画「へうげもの」の主人公としてえがかれる古田織部は、1615年、ちょうど400年前に一人はほとんど殉死、一人は切腹を命じられて没した。2人の生涯をたどってみます。
佐高 信 評論家 『週刊金曜日』編集委員 10/7(水) 18:30-20:00
『私の著書「安倍晋三と翼賛日本人20人斬り」より』
寺脇 研 京都造形芸術大学教授 元文部科学省文化部長 2016/ 2/ 6(土) 13:30-15:00、 15:15-16:45 (2講座)
『文化交流論 ①②』 国境を越えた文化交流の在り方、日韓文化交流の実体験、文化交流する心を育てる教育等についての講演。(2講義連続)
BAKU斉藤 写真家 公益社団法人日本写真家協会 スタジオBAKU代表 2016/ 1/30(土) 18:30-20:00
『アンコールの尊顔を撮る』 1994年からUNESCOプロジェクトに参加。JSAや他のミッションに関わりながらアンコール遺跡群の特徴である尊顔彫刻を10年をかけて全尊顔の撮影を完了し、尊顔の由来の謎にせまる。クメール文化の奥深さ、素晴しさ、アジア人の一員として理解することの大切さを講義する
藤井 石根 明治大学名誉教授 NPO法人太陽光発電所ネットワーク代表理事 12/ 5(土)13:30-15:00 15:15-16:45(2講座)
『エコ・エコノミー社会の醸成とグローバル化 ~これぞ真の積極的平和主義の一翼~』 世界で二極化が進み貧富の格差も拡大しています。貧困と差別は社会を不安定化させ、異常気象など環境悪化はこれに拍車を掛けています。しかし、武力で安定化は図れません。反って事態を悪化させてしまいます。ここで、必要な事は原因を除去する事でエコ・エコノミー社会の構築に寄与することです。本講ではこの辺のところを考えてみたいと思います。(2講義連続)
細川 佳代子 NPO法人勇気の翼インクルージョン2015理事長 公益財団法人スペシャルオリンピックス日本 名誉会長 2016/ 2/10(水) 18:30-20:00
『インクルージョン~共生社会をめざして~(仮題)』 20年前、スペシャルオリンピックス日本を立ち上げ、活動を日本中に広げ、2005年に長野で冬季世界大会を開催いたしました。その後、障がいの有無などに関わらず、全ての人たちがその人らしく、活き活きと命を輝かせて暮らすことのできる、そんな「INCLUSION(包み込む)社会」の創造を目指して活動を続けるため、NPO法人「勇気の翼」を設立いたしました。さまざまな活動やイベントを通じて多くの方が障がいのある方と触れ合い、「みなが大切な存在」と認め合う社会になるよう、啓発活動を続けております。(予定)
源 由理子 明治大学大学院ガバナンス研究科教授 2016/ 1/23(土) 13:30-15:00 15:15-16:45(2講座)
『開発援助のマネジメント~外からの支援の可能性と限界』 本講義では、開発の主体である地域の人々と共にプロジェクトの計画、実施、評価を行う手法(プロジェクト・サイクル・マネジメント手法:PCM手法)を紹介する。PCM手法は日本の政府開発援助機関やNGOの間で広く使われてきている参加型アプローチによるマネジメント手法である。その利点と限界を踏まえながら、開発の主体と援助する側との協働のあり方を受講者と一緒に考えていきたい。