2011年度 国際協力部門
−国際協力・開発援助と国際NGO−

部門長 松本伸夫 21世紀入りを前に2000年9月ニューヨークの国連本部に集まった189カ国の加盟国は、2015年までに達成すべき「ミレニアム開発目標」として8つのゴールを決めた。その中の第1目標は、極度の貧困と飢餓の撲滅、第2は男女とも初等教育の全過程を修了することだったが、目標達成への道のりはほど遠い。国際目標実現のためNGOはどのような活動をしているのか考えていきたい。
            国際協力部門部門長 松本 伸夫
講師(50音順・敬称略)/所属/
講義内容
講 義 日
小川 郷太郎
元駐カンボジア大使、外務省参与
10/8(水)
13:30-15:00
『世界を見渡そう』
バブル崩壊後、最近の約20年間で日本社会全体の内向き傾向が進む一方で、世界は大きく変化しているため、日本の国力が衰退してきた。大震災の経験をふまえ、世界を視野に、日本は何をすべきかを考える。
貝原 孝雄
独立行政法人 国際協力機構
JICA地球ひろば所長
11/5(土)13:30-15:00
『日本の国際緊急援助隊(JDR)について』
海外で起きた大規模災害に対し、被災者の救助、医療活動などを行う「国際緊急援助隊(JDR:Japan Disaster Relief Team)。4つのチームから成る国際緊急援助隊(救助チーム、医療チーム、専門家チーム、自衛隊部隊)についての活動を紹介する。また、被災地に対してテントや毛布、浄水器などの物資を送る「緊急援助物資供与」の活動についても紹介する。
清国 将義
JHP・学校をつくる会 海外事業部長
2012/2/5(日)
8:50-10:20
『災害ボランティア論 南三陸町での活動事例』
栗田 充治
亜細亜大学国際関係学部教授
10/1(土)13:30-15:00、
15:15-16:45(2講座)
『災害救援ボランティア論T、U』
防災(減災)の基礎知識を阪神・淡路大震災を例に確認したあと、災害の現場で直面する課題についてゲーム・ワークショップを行い、多角的・多面的なものの考え方を学ぶ。
木山 啓子
JEN事務局長
10/19(水)18:30-20:00
『国際支援の現場から』
厳しい状況に置かれた人々の支援をする際に、感じたこと、考えたことなどをお話しし、より良い支援とはどんなものかを考える。
五月女 光弘
元外務省NGO担当大使
9/14(水)18:30-20:00、9/17(土)13:30-15:00
全2回講義
『国際社会で日本のなすべきこと』
なぜ、日本は国際協力をすべきなのか。それは日本ほど国際社会から恩恵を受けてきた国はないからである。歴史を振り返れば、国際社会は助けられたり助けたりの世界。助け合いは強者弱者の関係ではなく、相互扶助の関係で行なうべきもの。そして国際協力は官民連携オールジャパンで行なってこそ成果を上げることができる。国際協力・援助の本質とは品物を提供し続けることではなく、自立出来るように教育・技術など人材育成を行なうことが真の援助なのである。
清水 俊弘
日本国際ボランティアセンタ−事務局長
11/10(木)18:30-20:00
『アフガニスタンの現状とNGOの活動』(仮題)
2001年9月11日に発生した同時多発テロ事件から9年。アフガニスタンでは今も「テロ掃討作戦」という名の空爆が続き、多くの民間人が犠牲となっている。どうしたらこの暴力の連鎖に歯止めをかけることができるのか、現地の活動から得た情報をもとに考察する。(予定)
田口 圭祐
NPO法人 ジャパン・プラットフォーム
渉外担当マネージャー
10/29(土)15:15−16:45
『ジャパンプラットフォーム〜NGO、経済界、政府等の連絡〜』(仮題)
JHP学生ボランティアを経てJPFで勤務するまでの体験談および、ジャパンプラットフォームについて、NGO、経済界、政府等の連携による人道支援の仕組みについて講義する(予定)
中込 祥高
JHP・学校をつくる会事務局長
10/22(土)13:30-15:00
『JHP・学校をつくる会の活動について』
国際ボランティア・カレッジを主催するJHP・学校をつくる会の活動全般について講義します。特に、JHPが設立当初から取り組む教育施設建設と情操教育(音楽・美術教師育成)の支援について、現状と今後の課題に触れます。また、受講生の皆さんが参加できるJHPの活動について具体的な情報を提供します。講義の中では、「開発途上国における情操教育支援の必要性は?」「国際協力の裾野を広げるには?」など、皆さんと意見を交換する時間も持ちたいと思います。
松元 洋
NPO法人日本救援行動センター代表
10/26(水)18:30-20:00
『バルカンでの活動、国際機関との連携強化等』(仮題)
バルカンの多民族の歴史、バルカン紛争の推移と現状、日本の平和・復興への貢献、邦人NGOの発展とバルカンでの活動、現場でみるNGO事業立案、実施、報告、フォローの諸問題、人道支援と平和推進支援の共通点と相違点、ODA大綱見直しとわかりやすい評価基準、国際機関との連携強化、材育成から活用へ等
松本 伸夫
JHP・学校をつくる会理事,東海大学前教授
9/24(土)以降、全8回講義
まず国際NGO団体の「風の学校」「ぺシャワール会」の市民活動やテレビ放映中の『ハーバード白熱教室』の「正しい行い」(正義)とはなにかについて講義。アマルティア・セン博士の人間発展哲学や「人間の安全保障」概念にもふれる。最後はベトナム戦争・カンボジア内戦で活躍,真実の報道のため命を落とした戦争カメラマンの姿を紹介する。(全9講座)
村田 早耶香
かものはしプロジェクト代表理事
2012/1/11(水)
18:30-20:00
『カンボジアの児童買春問題に挑む若者達の挑戦』
カンボジアでは、家庭の貧困から、10代の子どもが強制的に売春宿で働かされています。タイやマレーシアの人身売買もあとを絶ちません。大学2年生のときに、この現実を目の当たりにした村田は、「世界の子どもたちが笑って暮せる世界を創りたい」という想いから、「かものはしプロジェクト」を創業。カンボジアの子どもたちのこと、そしてかものはしプロジェクトの今に至るまでの経緯について、ひとりでも多くの方に知っていただきたいです。
目加田 説子
中央大学総合政策学部教授
11/19(土)13:30-15:00
『クラスター爆弾の問題と禁止に向けた取り組みについて』(仮題)
吉岡 健治
JHP・学校をつくる会理事
11/19(土)15:15-16:45
カンボジア虐殺を越えて
久郷ポンナレットさんの祈りの旅とポル・ポト派特別法廷について