2011年度 国際理解部門
−国際政治・国際理解とカンボジア−

部門長 今川幸雄 国際ボランティア活動で最も大切なことは相手国とその国民に対する尊敬と愛情の念を抱くことである。そのためには現在の国際情勢、相手国の国情と国民性を知らなければならない。国際理解部門では、国際政治・国際経済の情勢、開発途上国の現状と問題点、JHPの主たる活動拠点であるカンボジアの現状、歴史、文化等について講義をする。さらに実践に役立たせるためのカンボジア語日常会話の手ほどきも行う。
               国際理解部門長 今川 幸雄
 講師(50音順・敬称略)/所属/
 講義内容
講 義 日
青木 一能
日本大学文理学部教授
10/5(水)18:30-20:00、
10/12(水)18:30-20:00、
11/2(水)18:30-20:00、
11/16(水)18:30-20:00
『遥かなる大地・アフリカ−』
貧困と未開発に苦しむアフリカについて、その歴史を概観し、過去の呪縛と闘いながら、新たな社会の創造に挑んできたアフリカの現在の姿を検討する。4回の講義で語りつくせることはないが、アフリカに接近する一助となるように心がけたい。
朝日 由実子
上智大学アジア文化研究所研究員
12/3(土)13:30-15:30
『カンボジアの伝統的衣文化と染織業』
本講義では「衣」からカンボジア社会・文化の変化について見ていく。第一に、カンボジアの環境や伝統に根ざした基本的な衣文化を支える織物が、何処でどのような人々によって生産されるのか、在来生産地の事例を見、さらに現代における染織業のあり方として、内戦以降のNGOによる復興支援事例および、市場経済以降、高級絹織物生産が盛んになっている様子などを紹介したい。
石澤 良昭
前上智大学学長
2012/2/4(土)13:30-15:30
『国際協力の哲学は「カンボジア人による、カンボジアのための、カンボジアの遺跡保存修復」』
今川 幸雄
元駐カンボジア大使
関東学園大学名誉教授
9/21(水)以降、全9回講義
『地球化(グローバリゼーション)時代の世界』ほか
国際ボランテイア活動で大切なことは、今日の国際情勢を正しく理解し、支援対象国とその国民に敬愛の念をもって接することである。そのため、国際理解部門では、世界全般の国際政治・経済情勢、JHPの主たる活動拠点たるカンボジアを初め、広くアジア・アフリカ諸国の現状、歴史、文化について講義をする。
遠藤 宣雄
上智大学アジア人材研究所研究員
11/26(土)13:30-15:00、
15:15-16:45 全2回講義
『遺跡エンジニアリング(考え方、事例研究)』
遺跡エンジニアリングは遺跡を歴史的文化的資源とみなして人間成長・社会発展に活用する新しい考え方である。これはカンボジアのために開発され適用されたが、我々にも適用できる
篠原 勝弘
前 駐カンボジア大使、公益財団法人シーセフ副理事長
10/15(水)15:15-16:45
『民間援助・カンボジア教育支援について』
外務省勤務42年間を振り返り、民間援助、カンボジアに対する教育支援の重要性について講義する予定
住友 正人
アジア福祉教育財団難民事業本部RHQ支援センター
2012/1/25(水)18:30-20:00
『カンボジアと日本での体験』
カンボジア概要、インドシナ戦争、難民発生、難民の問題、カンボジア復興と課題、多文化共生社会、カンボジア文化理解等についての講義予定
中川 武
早稲田大学理工学術院教授
2012/2/11(土)13:30-15:00
『アンコール遺跡の保存修復と日本の国際協力の役割』
1992年からの日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)による予備調査から始まって、1994年11月からの保存修復事業が2011年9月までの3期16年間の成果を基に、現在、カンボジア人の保存修復の専門家および現場技術者の自立を目的とした第4期事業を進めている。これまでのプロセスを振り返り、カンボジア人チームの自立の意味について考える。
西尾 珪子
国際日本語普及協会理事長
2012/1/18(水)18:30-20:00
『我が国の難民受け入れとその経緯』
インドシナ難民受け入れ決定から今日までの推移 
国の対応としての最初のケース、難民受入に対する日本国内の反響、社会適応指導の必要性(生活習慣、日本語)、難民に対する日本語教育関係者が準備したことなどについて(予定)
山崎 裕人
元警察庁警察大学校校長
(PKO文民警察隊長)
インドネシア国家警察改革支援プログラムマネージャー、インドネシア国家警察長官政策アドバイザー、
警察庁長官官房付警視監
10/15(水)13:30-15:00
『警察分野の国際協力と海外における安全対策』
カンボジアPKOの経験。インドネシアにおける警察改革のお手伝いの経験。最近の国際社会、学界におけるポスト・コンフリクト地域における治安確保の方法をめぐる議論の紹介。社会人生活3分の1を占める海外経験から得た「海外で身を守るための秘訣」。
山中 ひとみ
カンボジア古典舞踊家
2012/2/8(水) 18:30-20:00
『カンボジア舞踊の魅力』
カンボジアの古典舞踊は、クメール民族独自の壮大な宇宙観を表現している。舞踊の歴史、その背景の説明をききながら、踊りを実際に観賞・体験して頂く。カンボジアにはアンコール遺跡だけではなく、生きた文化遺産がある事を知っていただきながら、私達アジア人のメンタリティーとして共通するものがないか、探っていく。
山田 寛
前嘉悦大学教授
 
12/10(土) 13:30-15:00、
15:15-16:45 全2回講義
『ポル・ポト革命とその裁判』
ポル・ポト政権による虐殺と破壊からすでに30年以上たったが、カンボジア社会全体にその大きな打撃が残っている。現在、ポル・ポト派生き残り幹部の裁判がやっと行なわれているが、どれだけ裁けるのか、問題も多い。ポル・ポト革命の実態と、現在進行中の裁判を、できるだけわかりやすく説明したい。
山田 裕史
カンボジア市民フォーラム事務局長
12/3(土) 15:15-16:45
『カンボジアにおける日本のNGO活動の歴史と現状』(仮題)
カンボジアでは数多くのNGOが活動していますが、日本のNGOはいつ頃から、どのくらいの数の団体が、どのような分野で活動しているのでしょうか?そもそもなぜ日本のNGOは活動地としてカンボジアを選ぶのでしょうか?本講義では、こうした問いを取り上げるとともに、日本の国際協力NGOの現状と課題について考えたいと思います。