2010年度 特別講義部門
−援助実務と国際人としての教養−

部門長 岩本宗孝

将来、国際協力を目指すに当っては、相手国に関する知識のみならず、日本についての知識、さらには世界の歴史や文化に関しても幅広い教養を身につけることが必要である。そのような観点から過去4期のカレッジにおいて、様々な分野の第一線で活躍されている専門家や著名人を数多く招いての講義を実施し、受講生からたいへん好評を得てきた。今期も引き続き、これらの方々の講義を中心とし、さらに幅広い知識を身につけられるよう、講師陣の一層の充実を図って行く方針である。
             特別講義部門長 岩本 宗孝

特別講義部門講師(50音順・敬称略)/所属/
講義内容
講 義 日
池上 彰(予定)
ジャーナリスト
10/9(土)
15:15-16:45
『世界地図から違った世界が見えてくる』
世界地図というとどんなものを思い出すだろうか。世界地図は国によって全く違うもの。世界各国で出ている世界地図を見ながら世界のことを考えてみよう。
今川 純子
JHP・学校をつくる会副代表理事
2011/1/8(土)
15:15-16:45
『私の海外生活』
約30年間に及ぶ海外生活(カンボジア・フランス・ラオス・べトナム・アルジェリア)での体験談
岩波 律子
岩波ホール支配人
11/10(水)18:30-20:00
『うずもれた名画の上映運動』
岩波ホールが1974年より行なっている「エキプ・ド・シネマ」(仏語で映画の仲間の意)という映画運動について。これは商業性がなくても、芸術的・社会的な意義を持った作品、また、欧米だけでなく、日本を含むアジア、中東、アフリカなどの映画の公開を目的としています。
江川 紹子
ジャーナリスト
2011/1/29(土)13:30-15:00
『私の取材ノートから』
 講義内容未定
小山内美江子
JHP・学校をつくる会代表理事
9/11(土) 他全3回講義
『小山内美江子のJHP史』
1990年中東湾岸危機を契機に、国境を越えたボランティア活動を開始。92年和平協定調印されたカンボジア内戦終結時にはカンボジア帰還難民の救援活動を行い、カンボジアを中心に学校建設、音楽、美術教師育成など地域に根ざした国際協力を行なうJHP・学校をつくる会を設立。各国で活動を行なう自身とJHP史についての講演(予定)
神津カンナ(予定)
作家・エッセイスト
講義日調整中
『地球規模で考える』(仮題)
国際ボランティアに欠かせないのは視野の広さ。既成観念・固定観念・先入観・思い込み・イメージなどに私たちは気づかぬ間に実はがんじがらめになっている。そこを脱却するための第一歩を考える
熊倉 功夫
林原美術館館長
12/1(水) 18:30-20:00
『日本の食文化-アジアの歴史の中で』
日本の食文化は大陸の影響を強く受けて展開した。その中から日本らしさが生まれ、さらに日本を第2次センターとして世界に広まったスシのようなものもある。その歴史をたどることにしたい。
佐高 信
評論家、『週刊金曜日』発行人
9/29(水)18:30-20:00
『国家の壁をどう越えるか』
フェミニズムとはアンチ・ナショナリズムだと喝破したのは落合恵子だが、平和もまた国家の壁を越えなければもたらされない。様々な市民の活動を通じて国家の呪縛を解き放つ方向を探りたいと思う。
寺脇 研
京都造形芸術大学教授
2011/2/5(土)13:30-15:00、
15:15-16:45 全2回講義
『文化交流論』
国境を越えた文化交流の在り方、日韓文化交流の実体験、文化交流する心を育てる教育等についての講演(予定)
藤井 石根
日本太陽エネルギ-学会 元会長、明治大学名誉教授
12/11(土)13:30-15:00
『COP15を通してエネルギー・環境政策を考える』
地球環境が日に日に疲弊していく中で米・中・印など日本も含めて再び核エネルギーに頼るエネルギー政策に強い関心を示している。この選択肢には物理的要件、世代間の平等性当の観点からして妥当と言えるかを論述し、将来の望ましい姿を考える。
細川 佳代子
スペシャルオリンピックス日本名誉会長
12/8(水)18:30-20:00
『可能性への挑戦』
スペシャルオリンピックスの活動に出会ってから17年、人間の尊厳、生きるということ、幸せとは何か、このような人として一番大切なことを考え学びながら全力で走り続けて参りました。皆様にその心の軌跡とスペシャルオリンピックスの理念をお話ししながらこれから私たち一人ひとりが失敗を恐れず、誰もがもっている無限の可能性にどれだけ挑戦できるか、私なりの考えや想いをお話しながら共に考えたいと思います。
源 由理子
明治大学大学院ガバナンス研究科教授
11/20(土)13:30-15:00、
15:15-16:45 全2回講義
『開発援助事業のマネジメント〜外からの支援の可能性と限界』
本講義では、開発の主体である地域の人々と共にプロジェクトの計画、実施、評価を行う手法(プロジェクト・サイクル・マネジメント手法:PCM手法)を紹介する。PCM手法は日本の政府開発援助機関やNGOの間で広く使われてきている参加型アプローチによるマネジメント手法である。その利点と限界を踏まえながら、開発の主体と援助する側との協働のあり方を受講者と一緒に考えていきたい。