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2007年3月隊活動レポート

2007年3月20日(火)

スケジュール

07:05 ホテル出発
07:30 教員養成学校ホール到着、歌・ラジオ体操の練習
08:25 音楽コンテスト開会
11:10 カレッジ隊パフォーマンス
12:00 終了、出発
12:30 昼食
13:10 ホテル着、休憩、移動準備
14:30 カンボジアグッズ買物(中込、伊藤)
15:45 荷物積込み
16:15 ホテル出発
17:00 空港到着&チェックイン
18:15 FT996でシェムリアップに出発
19:00 シェムリアップ到着
19:40 ホテルチェックイン(小山内代表に到着連絡)
20:40 夕食(ニューバイヨン)
22:00 ホテル到着

本日の感想

レポート係 福田亮一

今日は気温も低く比較的過ごしやすい一日でした。朝から雨がぱらぱらと降るなか音楽コンテストの決勝が行なわれました。見事に決勝まで勝ち進んだ小学校の生徒らがカンボジア全国から続々とバスで乗りつけ、会場はにぎやかな声で満たされました。カレッジ隊のメンバーも30分早く会場入りし、野外で最後の練習をし万全を期しました。

決勝まで勝ち進んだのは全部で7校あり、それぞれ3曲ほど披露しました。歌が中心の学校もあれば踊りに力を入れた学校もあり、また衣装に凝って劇のようなパフォーマンスをする参加校もありました。優勝したのはまさにその劇を演じた、コンポンスプー県・アキャモヘイセイ小学校で、お星様キラキラを演奏した後、農民、猟師、警察官、軍人、天使など様々な役柄に扮した生徒達が太鼓のリズムにのって飛び回り、最後は舞台上を行進して幕を閉じました。

参加した7校全てに順位がつけられたのですが、個人的な感想としては上位3校ぐらいで良いのではないかと思います。順位をつけないと一生懸命練習するモチベーションが高まらないのでしょうが、自分達が7位と言われるとがっかりするのではないでしょうか?そのあたりはカンボジアの伝統があるのでしょうが、やはり基本は競争することではなく音楽を楽しむことにあると思うので、次回以降はその点について少し考慮した方がよいのではと感じました。

いずれにせよ、優勝校は衣装もさることながら、パフォーマンスの構成がしっかりしており見ていて飽きなかったので、優勝してもおかしくない出来栄えだったと思います。音楽コンテストを運営した皆様、本当にお疲れ様でした。これからもより多くの小学生、中学生が音楽に触れ楽しんでいけたらと思います。

カレッジ隊のパフォーマンスについては下に竹本さんが書いたとおりです。毎日少しづつ練習したことが大切だと思います。観客の生徒さんたちから拍手をもらえた時は正直ほっとしました。レク係のみなさん、本当にお疲れ様でした。

午後は久々に長い休憩をとり、各自パッキングをした後、シェムリアップに向けて出発しました。後発隊の私でさえプノンペンを立ち去る時は、名残惜しく感じじたので、先発隊は感慨もひとしおでしょう。明日からはついにアンコールワットの見学です。

今日の一言

1号車車輌長 竹本 光伸

今日もここを担当します竹本です。いつも一言に留まる事ができずについつい長いお話を書いてしまうのですが、それだけカンボジアにきて充実しているということでご勘弁ください。

今日は福田さんが書いている通り、なんといっても音楽コンクールにつきます。今まで何度も何度も練習してきた成果を発揮する今日という日は、カレッジ生一人一人の”想い”がこもった特別な一日でした。

思い返せば、後発隊が到着した時には、先発隊のレクレーション係を中心に曲選択などは終わっていたのですが、出来栄えはまだまだでした。後発隊が到着し、早速練習が本格的にスタートしましたが、言葉に出来ないぐらいバラバラな状態でした。こんな言い方は失礼かもしれませんが、男性女性が半分半分の人数で、世代も多岐にわたるこのカレッジ生がまとまるという事は簡単ではありませんでした。ラジオ体操、上を向いて歩こう、ドレミの歌というレパートリーですが、特に上を向いて歩こうは有志のみ、ドレミの歌は振り付けがあるなどの、団結力を乱す要因がたくさんありました。けれども、毎日少しの時間を見つけてはトンレサップ川の川原に行って練習をしたり、半世紀組みと呼ばれる方々も上を向いて歩こうを歌ってくれることになり、結局全員ですべての曲を歌うことになり、また何度も練習を積んで今日に臨むことが出来ました。

今日に臨むにあたり、それぞれの想いを各自に聞いたわけではありませんが、私は全員”団結”という想いがあったと思っています。先発組みは先発組みでブランコを作りあげ団結しました。後発組は後発組で決起会を行い団結してカンボジアで実習を行なってきました。しかし、カレッジ生全員での団結というのは今までにありませんでした。だからこそ全員が全曲参加をすることになり、誰も練習を嫌がることなくできたのではないかと思います。

本番の結果についてはご想像にお任せいたします。私はこの過程の中で少しずつ団結力の芽が生まれ、そして一生懸命になれたことが全員の一生の思い出になったのではないかと思います。7校のカンボジアの子供たちの演奏同様に私達も純粋に音楽に触れ合えたことが素晴らしいと思います。

7校どこの小学生達もすばらしい演奏をしてくれました。7校の順位がつきましたが、私達の発表を含めて順位ではなく全員一生懸命に今日に向けて頑張ってきたことが一番大事だと思います。そのことがきっと未来のカンボジアに繋がってくれると思っております。

今迄本当に頑張ってこの音楽チームを引っ張ってくれた高橋さん、中納さん、柳川さん、本当にありがとうございました。帰国してから修了式でまたパフォーマンスを披露する事があるかもしれませんので、その時はまた私達を引っ張ってください。皆さんも本当にお疲れ様でした。今日からシェムリアップでの活動が始まります。今迄プノンペンでの活動を支えて下さった皆様に本当に感謝しております。どうもありがとうございました。

今日のありがとうございます

今迄運転してくれたトンブンさん、トゥリーさん、どうもありがとうございました。