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2007年3月隊活動レポート

2007年3月22日(木)

スケジュール

07:30 漆原先生講義
08:20 ホテル出発
08:50 プノン・クラウム到着
10:40 マザーテレサ孤児院到着
11:45 昼食(SAMPHEAP RESTAURANT)
13:15 スナーダイ・クマエ到着
14:50 上智大学アジア人材養成研究センター到着
16:05 シハヌーク・イオン博物館到着
16:30 プラサット・クロークン寺院到着
17:15 オールドマーケット到着
18:00 夕食(NEARY KHMER RESTAURANT)
19:40 ホテル到着

本日の感想

レポート係 原田友彦

アンコールワットを始めとする遺跡群、その素晴らしさは言うまでもありません。実際に自分の足で歩き、眼で見て、心で感じてみれば、なぜこれが世界遺産なのか素直に納得できます。

それに加えて素晴らしかったこと。それは遺跡を歩きながらいろいろな人と様々な話ができたこと。とくに今川先生や松本先生の若いころのお話(今もお若いですが)をお聞きすることができたのは、忘れられない出来事になると思います。

今日は見学先の遺跡の付近で、みやげ物屋さんに立ち寄りました。7ドルの半袖シャツを4ドルにしてもらって買ったら、もう1枚この服はどうか、これはたった2ドルでいいですよと、そのシツコイことシツコイこと… もういらないからとバスに乗ったら、窓から1枚2ドルのジェスチャーを飽くことなく繰り返します。あまりにシツコクてこちらも1枚1ドルなら買うよというジェスチャーをすると、さすがにそれはムリ、1枚2ドルで買って買ってと繰り返すばかり。その可愛らしい笑顔にひそかに心をひかれつつ、バスは動き出しました。そのとき「チョムリヤップリアー(さようならー)」と手をふると、どうでしょう。さっきまで必至に売り込みを続けていた女の子が服の売り込みをやめて、さらに満面の笑みを浮かべて手を振ってくれるのです。その可愛いことと言ったら!!! 思わず「可愛いなあ!」とつぶやきながら手を振っていたら周りの皆から笑われましたが、ちょっとした短い時間で売り込みのお姉さんと外国人の観光客という違いを越えて、とても楽しいやりとりができたことを“お互いに喜ぶことができた”ことが、とても嬉しかったのです。

今回のカンボジア研修で、何を学ぶことができたのだろう…。自分の心を素直にさらけ出すこと。それが一番の収穫かもしれません。素晴らしい先生方、仲間たち、そして小学校や孤児院の子供たち、ドライバーさん、いろいろな場所で出会った魅力的なお姉さんたちとの交流… 1ヵ月間カンボジアにいて、本当にいろいろなことがありました。来て良かったと素直に思えます。1ヶ月前の自分とは別人のように変われたと思います。このカンボジア研修に関わっていただいた皆様、日本人・カンボジア人を問わず、いろいろと交流して頂いた皆様に心より感謝したいと思います。

オークン、チュラーン。

今日の一言

車輌長 福田亮一
今日も様々な場所を訪ねた。孤児院などの施設を3ヵ所も回ると印象が薄れるのではないかと思ったが、決してそんなことはなく、それぞれの施設の持つ特色が理解でき大変有意義な訪問であった。その中でもスナーダイ・クマエ(カンボジア人の手で)のメアス博子さんの話がとても印象に残った。決して背伸びをせず、できることから少しづつトライされてきたのだろう。ご本人の淡々と語る口調や気負いのなさが逆にしっかりとした施設の方針を雄弁に語っているようであった。多くの失敗もあっただろうが、周りの環境を良くしていこうと少しづつ積み上げた成果が実際に残っているので説得力がある。すぐに何らかの結果を求めるのではなく、自分にできることを確実にこなしていくことが(口で言うのは簡単だが)、やはり大切なことであると感じた。