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2007年8月隊活動レポート

2007年8月7日(火)

スケジュール

06:30 朝食

07:30 ホテル出発

07:50 MTTC着(合唱練習)

08:30 MTTCワークショップ交流

09:40 MTTC出発

10:05 キリングフィールド

10:47 小椋トロケアット小学校

11:20 トゥールスレン

12:55 レストラン昼食

14:50 JVC

16:00 プノンペン事務所作業

16:10 ホテル着、休憩

18:30 全体ミーティング

19:00 夕食、休憩

23:00 就寝

【写真】
MTTC(Municipal Teacher Training Center)にて

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本日の感想

加藤 絵里子

今日はいつもより出発に30分余裕があり、朝食を食べ、バス(ワゴン)3台で20分かけ、MTTCに行きました。

MTTC(Municipal Teacher Training Center)とは、日本でいう師範学校のことです。 MTTCに着いてすぐ、歌の練習をしました。ここで本番と聞かされ急きょ、大慌てで皆でパートごとにわかれて練習をしました。焦った私達一同にラン子さんからのご指導で音階の発声練習をし、気を引きしめました。ここで、皆がまとまったような気がします。そして、MTTCの学校の中へ。ここには王立芸術大学の副学長のラッティ・ラボさんと、約17名の音楽教師の卵の先生がいました。その中に、日本人の音楽教師が2人(JICA)もいたのでビックリしました。

日本で今ではもう見ることができない足踏みオルガンで練習をしていました。MTTCの人たちに日本語で歓迎してもらったのが嬉しかったです。それから、教師の人たちの隣に座って一緒に、指で手話の音階を教わり得をしました。これは他国でも通じるらしいので、覚えておこうと思いました。(例:ド・・じゃんけんのグーの形など)そのあとMTTCの教師の人たちが、日本の曲「ふるさと」や、王様の大好きなスワイチャンティを一緒に唄いました。

私たち8月隊も「小さな世界」とカンボジアの曲「アラピア」を披露しました。私たちがつたないクメール語で唄うアラピアは、現地の人でも分かってもらえたし、手拍子をして盛り上がりました。また、教室いっぱいにみんなで輪を作り、アラピアを踊り、ふるさとの曲を唄ったのがとても楽しかったです。みんなが一体となった雰囲気がものすごく心地よく少しずつでも、日本とカンボジアの関係が深まっていくといいなと感じました。私も日本に帰ったら、何かお役に立ちたいと強く思いました。

コミュニケーションをもっと取りたかったけど、お互い英語があまり話せなくて、勉強していけばよかったとすごく後悔しています・・・(ToT)今から、指さしカンボジア帳を見せてもらって勉強します!ちなみに、スワイチャンティとはカシューナッツのこととラン子さんが教えてくれました☆ 優美につづく↓↓

藤林 優美

今日は、MTTCにて音楽ワークショップ見学をした後、キリングフィールドとトゥールスレン収容所に行きました。最初に訪れたキリングフィールドは、ポルポト政権時代に収容所に収容された人々が次々と処刑されていった場所です。

私たちはまず、慰霊塔に足を運びました。建物内には高く積まれた沢山の犠牲者の遺骨や衣服が安置されていました。私はその遺骨や衣服を見ながら内戦を止められなかった当時の現状を悔しく思いました。それと同時に改めて独裁政治の恐ろしさも認識しました。奥へ進むと、遺体を掘り出された後の大きな穴が生々しく残されており、当時の犠牲者の多さを物語っていました。時間がなくてあまり見ることができなかったけど、その場に立つだけで厳かな気持ちになり、この場に来れただけでも十分価値があるものでした。

次に訪れたのは、トゥールスレン収容所です。トゥールスレンの中の様子は当時実際に使われていたベッドや拷問器具、収容された人たち一人一人の写真など展示されており、時間内の30分ではとても見ることができないほど、多岐にわたっていました。(これぐらいの時間がちょうどよかったのかなぁ!)

今の温かさがあるカンボジアの人たちや、広がる風景の過去にはこういった歴史があったり、そしてそれがほんの30数年前に起きたということに非常に衝撃を受けました。また、ラン子さんが「日本の戦国時代のようだ」とおっしゃったように、このことを絶対忘れずにいたいと思いました。時代は違うけど。

(二人)

午後は、レストランで昼食をとり、JVCで遠征先の資材を積み込み、プノンペン事務所でおろし、作業は1時間程度で終了しました。今日で一週間経ちましたが、学ぶことが多く、一日一日がとても充実していて隊員の顔つきも変わってきているように思います。明日はカンボジアの北西にあるバッタンバンへ遠征に行きます。いよいよ小学校に私たち2007年8月隊のブランコ1基目を建ててきます!しばらくレポートが更新できませんが、その間も体調に気をつけて頑張ってきます。みなさん、楽しみに待っててね♪(^O^)

本日の一言

皆様こんばんは。本日でJVCでの作業が一時終了しました。これまでケガ、事故なくこれたのもJVCの技術者の方々をはじめ、JHP関係者の多くの方々の協力があったからです。ありがとうございます。今後もこの調子で作業に邁進して参ります!さて、本日はMTTCで交流会をした後、キリングフィールド、トゥールスレン収容所を訪れました。MTTCでは、和やかな雰囲気の下、未来の先生と音楽交流をしました。お互い歌を発表したりいっしょに踊ったりするなどして、温かい気持ちになりました。言葉は通じなくとも、心を共有することはできるんだなぁと感じました。キリングフィールド、トゥールスレン収容所では、当時のポルポト政権の様子を知ることができました。監獄に収容されていた様子・実際に拷問・粛清された場所を直に見ることができ、もし自分がその立場に置かれたことを考えると身震いをする思いです。こうした見学を通じてカンボジアへの理解が深まると同時に、ブランコを作り、カンボジアのこどもたちに笑顔を届けたいという目標を再認識させられました。

明日から遠征先であるバッタンバンでのプーンペン小学校での作業に入ります。今日の気持ちを忘れずにブランコを建てます!(がんばるぞー!)(伊藤 直道)

今日のありがとうございます

MTTCで交流会を企画してくださった馬所長を初め、プノンペン事務所のみなさん、ありがとうございます。1日手伝ってくださった、OBの高橋さん、實方さん、日本に帰国されます。ご挨拶をいただいてありがとうございます。どうぞお気をつけて。