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2008年8月隊活動レポート

2008年8月26日(火)

スケジュール

6:30朝食
7:00出発
9:40トイレ休憩
10:30チュレイタソー芦北ひまわり小学校
10:50トゥノルカエン光小学校
11:50トゥールクリャン友廣小学校(昼食)
12:40トゥールクリャン友廣小学校出発
12:50ゴム園見学
13:00ゴム工場到着
14:00ゴム工場出発
16:30ホテル到着
18:30ミーティング
19:00夕食
23:00就寝

【写真】
(上) メンテナンス中
(中) ゴムの木のエキス〜
(下) 誕生日!!





本日の報告者より

本日はきずな橋をわたりました。巨大な幅のメコン川にかかる橋です。きずな橋の きずなの意味を自分なりに考えてみました。きずな橋の絆とは、あちらの島とこち らの島を結ぶ絆、またカンボジアと日本を結ぶ絆だと思います。どちらにせよ、こ の橋が多くの人の生活を支えていることは事実です。この橋がなかった時代、カン ボジアの人はどのように渡っていたのか疑問に感じました。また今日、3校のブラン コのメンテナンスにいきました。メンテナンスの前は金具がギシギシいっていまし たが、みんなでグリスを塗ることでとても滑りが良くなってのでうれしかったです 。その後、ゴム園で、ゴムエキスから生ゴムが出来るまでの過程を見ることが出来 ました。液体が固体へと変化する技術に驚きました。本日は久しぶりの遠出という ことでみんなリフレッシュできたと思います。明日はいよいよ2008年8月隊最後の贈 呈式なので気を引き締め頑張るぞーーー!!(和田哲人)

レポート係より

今日は、三谷幸さんが建てられた学校の贈呈式に、学生を代表して特別に参加させ ていただきました。8月隊からは1人だけの参加だったのでとても緊張しましたが、 隊のみんなと一緒に参加した前回の贈呈式とはまた違った視点から贈呈式というも のを捉えることが出来て本当に良かったです。(杉山晃平)

カンボジアの車窓から

今日は往復8時間という長い移動の中、車両から風景を楽しみながら2号車の運転手 のブントゥーンさんとアラピヤを歌うなど楽しく過ごしました。そこで今回の報告 では歌に関して話したいと思います。以前、1号車の運転手のトンブンさんと談笑し た時、彼に「上を向いて歩こう」をクメール語で歌っていただきました。彼が話すに は、シアヌーク殿下の1960年代後半の訪日がきっかけでカンボジアに広まったそう です。私自身、英語もクメール語も得意でなく、運転手の方とうまくコミュニケー ションがとれませんでしたが、歌をきっかけにコミュニケーションを図ることがで きました。歌は言語などの異文化をつなげる有意義なものだと感じました。また、 車窓から外を見ていると、寺院の敷地内に同じ大きさの小さな建物がたくさんある ことに気づきました。それは、個人のお墓だそうです。今は、カンボジアも日本と 同じで火葬を行っていて、寺院や自分の家の庭にお墓を作って遺骨を埋める他に、 メコン川に散骨する人もいるそうです。カンボジアの人にとって、メコン川は神聖 なものなんだと感じました。その後、たくさんのゴムの木を見ました。ゴム林は横 から見ても、斜めから見ても一直線に並んでいて、人為的に植えられたのだと感じ ました。工場を見学した時、クメール語と仏語のできる人しかいないと聞き、フラ ンスの保護国であった時に、ここは造られたのかな、と思いました。ホテルに戻り、 確認したところ、やはりプランテーションとして行われていたものでした。(1,2, 3,4,号車 車両長:密岡正彦、成田嵩憲、関本華依、井口歩)

係から

本日のレポートを担当します、資材係の岡本吉雄です。今回資材係を志望した理由 は、ブランコ建設において、私が以前、大工をしていた頃の知識を役立てたい、ま た、日本とカンボジアの建設分野における相違点を知りいと思ったからです。ブラ ンコに使用した木材は、四季が無いため年輪が無く、また、釘やボルトはベトナム 製で日本に比べて規格がないため、カルチャーショックを受けました。ブランコ建 設において、はじめ、学生達は普段使うことのない電動ドリルや差し金に戸惑い、 使い方も分からずどの作業工程で、何の道具を使うのか、何のための作業を今して いるのかさえも把握できず、悪戦苦闘していました。しかし回数を重ねるごとに要 領をつかみ、作業を協力して効率よく行えるようになり、最後のブランコ建設では 、工具をしっかり使いこなし、安全面でも声をかけ合うなど配慮がみられ、作業を している隊員の背中にたくましさを感じました。電動工具を使えば短時間で済む作 業を、あえて時間をかけて手作業で行うことが、このブランコ建設では多いと個人 的に思いました。それは電動工具の取り扱い方が難しいという理由ではなく、なる べく機械に頼らず、自分の力で作り上げていくこと、隊員同士がともに汗を流し、 協力しながら直接手で作業を行うことで、感じるものがたくさんあるのだと、改め て教えられました。ボルトを手で一つ一つ締めていく作業には、時間と人数と労力 がかかります。それに比例して、隊員たちの「心のつながり」も大きなものになっ たと強く思います。ブランコ建設を通して隊員みんながまとまり、一つのカタチに 築き上げる建設的なコミュニケーションを取ることができ、実りある一ヶ月になり ました。最後に、見慣れない工具の整理や管理に頑張ってくれた資材係のみんな、 ありがとう。

本日のありがとうございました

朝食、昼食の時に代表からふりかけをいただきました。ピリ辛でとてもおいしかった です。穴子の蒲焼もいただきました。また夕食に2008年8月隊のご苦労会と8月生ま れの人を祝うためのケーキが用意されていました。あまりのおいしさにほっぺたが 落ちそうになりました。ケーキのドナーさんは東京事務所の立石さん、先輩の長谷 川賢治さん、8月隊隊員の大黒さんのお友達からです。ありがとうございました。