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2011年3月隊活動レポート

2011年3月10日(木)

スケジュール

6:00 朝食
7:50 ホテル(プルサット)出発
9:00 贈呈式
10:50 音楽・レクリエーション・ソーラン発表
11:45 小学校出発
12:30 昼食
13:15 プルサット出発
16:30 ホテル(プノンペン)到着
18:30 全体ミーティング
19:30 夕食

【写真】
上:山田養蜂場の村上様のスピーチ
中:ソーラン決めました!
下:ブランコ、活動隊から子供たちへ





車両報告

1号車:贈呈式終了後、実際に子供たちと一緒にブランコで遊ぶことができました。子どもたちはあの新しい校舎で勉強をし、ブランコで遊んで行くわけですが、その過程に少しでも関われて本当に良かったです。また、プルサットからプノンペンへ帰ったことで、改めて都市部と地方の格差を感じました。これから、カンボジアが発展していく上で地方も都市部と同じように発展していけばいいなと思いました。(江口)

2号車:プルサットからプノンペンへ移動する最中車内から景色を眺めていましたが、プルサット近郊は砂地と岩の世界で砂漠化しているかのように感じたのに対し、プノンペンに近づくにつれ緑が増えていったことが印象的でした。また、プルサットとプノンペンの一番の違いは信号があるかないかだと思います。やはりプノンペンは都会です。(重田)

3号車:5号線を走っている時に事故で転倒した車両を目撃しました。また、私たちの乗っている車は制限速度60キロのところ時速95キロでパトカーを抜かしていきました。以前、カンボジアトラストを見学した時に「義手義足をつける原因は地雷ではなく、今では交通事故が一番の原因になってしまった」ということを伺いましたが、あの道路状況を見る限りそれも分かる気がしました。近年までカンボジアに正式な交通ルールはなく、数年前に他国の専門家が道路交通法を整備したそうです。しかし、まだまだこの法律は社会に浸透していません。交通ルールが制度的に整備され、また住民の意識にも浸透することで、不慮の事故が減ればいいなと思いました。(神田)

感想

 レポート係の國分です。昨日でブランコ作りが終了し、今日は贈呈式に出席しました。会場は色とりどりのテントと旗で飾られ、学校というよりカンボジアの結婚式場のような雰囲気が漂っていました。また、贈呈式には山田養蜂場の方、カンボジアの教育省の方、今川先生が来賓としていらっしゃった他、学校の先生や生徒、JHPカンボジア事務所のスタッフ、日本の新聞社と現地のTV局、そしてたくさんの村人が参加し、大規模な式典となりました。
 式典ではまず来賓挨拶があり、その後に今まで練習してきた歌とソーラン節を披露しました。数百人の前での発表だったため、多少の緊張はありましたが、手拍子でのってくれたり、一緒にソーランの掛け声を出してくれたりして観客との一体感を感じることができました。歌はカンボジアに着いてから、ソーラン節に至っては日本にいる時から練習してきたので本番で良い結果を出せることができて嬉しいです。音レク係、ソーラン隊長お疲れ様!
 贈呈式後は寄贈品のノートや鉛筆を生徒たちに直接渡し、そしてブランコで遊びました。生徒たちは寄贈品をとても喜んでくれました。首都のプノンペンと学校のあるプルサットの街並みの違いからも感じていましたが、プルサットはノートや鉛筆を手に入れるのも大変なくらい貧しい地域なのだということに気付かされました。
 贈呈式に参加した生徒たちは白いブラウスを着ていたのですが、ブランコで遊んだ時にはTシャツやポロシャツなどの私服の子供が混じっていました。おそらく彼らは家庭の事情により学校には通えない子供たちなのでしょう。私は今まで学校を作ることでその地域の教育は改善されると考えていましたが、それだけではすべての子供たちに教育を行き届かせることはできないのだと痛感すると同時に、都市部と地方だけではなく地方の中にもまた格差が存在することに気付かされました。
 また、今日でカレッジ隊とは別れることになりました。一週間以上行動を共にしていたため、カレッジ隊の皆さんとはかなり親密になれたと思います。カレッジ隊はシェムリアップのアンコールワットを見に行き、我々活動隊はプレアシアヌークで二校目の作業に移ります。一気に人数が半減してしまい寂しいですが、日本に帰ってからお互いの経験を共有したいです。カレッジ隊のみなさんありがとうございました!(文責:國分)

レポート係より一言

プルサットからプノンペンへ帰ってまいりました。4、5日御無沙汰いたしましたけど、更新できます。プルサットは本当に砂地のところで今年の3月はすごい風に見舞われました。風と同時に砂が舞い上がり、頭の中も口の中もざらざらです。でも、こうゆう不便なところにJHPは学校を建てて子どもたちの成育を見守っていっております。(文責:國分)