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2011年3月隊活動レポート

2011年3月12日(土)

スケジュール

6:00 朝食
7:00 ホテル出発
9:00 トイレ休憩
11:00 小学校到着
11:40 ホテルへ移動
12:20 ホテル到着
13:00 昼食
13:45 プレアシアヌークを散策
15:00 ホテル到着
18:30 全体ミーティング
19:00 夕食

【写真】
ブランコ位置決め



車両報告

1号車: 今日は蘭子さんに同乗して頂きました。プレアシアヌーク走行中の道路右手に土手が見えたと思うのですが、その土手は昔ポル・ポトが水路として利用しようとしていたものであると蘭子さんに教えて頂きました。今現在、唯一残っている土手だそうです。感想としては、プレアシアヌークに行くにはいくつかの山を越えなければなりません。プレアシアヌークは道路の高低差が激しく感じられました。プノンペンは都市化が進んでいる様子で、プルサット県は広大な平地が多く、それぞれの違いを肌で実感することが出来ました。(大槻)

2号車: プレアシアヌークは海の街で、欧米人が多くリゾート地という印象を受けました。海の水はとてもキレイで澄んでいました。(金)

3号車: 今日は清国さんに同乗して頂きました。トイレ休憩の際、バナナの天ぷらを食べたのですがとても美味しかったです。日本ではバナナをそのまま食べるのが一般的ですが、カンボジアではあまり美味しくないバナナや硬いバナナは手を加えて食べるのが一般的だそうです。また、マンゴーは完熟で食べるのと、青くて硬いマンゴーはサラダやお塩をちょっとつけてそのまま食べます。4号線にはパームやしの木が道路沿いに多く見受けられました。これはマレーシア資本によるものです。(亀山)

食事係の2名にインタビューしてみました。

Q.食事係をして感じたことは何ですか!?

A.遠征のための食事の準備の際、こんなにも多くの食料を支援していただいいていることを知り驚きました。多くの人の支えがあって、私たちが活動できるのだと実感しました。
感謝の気持ちを持ち続け、残さず食べて元気にブランコ作りをすることが私たち活動隊の役目です。(澤田)

Q.大変だったことは何ですか!?

A.まず、火起こしが大変でした。強風の日が多かったこともあり、はじめ炭に火が移るまで何度もやり直しました。また、3月隊はカレッジ隊と前半合同だったこともあり、50人以上の食事を準備するのがとても大変でした。(重田)

感想

 レポート係の大槻です。今日は、プノンペンから海の街プレアシアヌーク県へ移動しました。移動中は、マンゴーのプランテーションを見ることができたり、炭焼きやガソリンを売っている様子を見ることが出来ました。カンボジアではまだまだ雇用の機会が少なく、また働いていても賃金がとても低いという話を聞いていましたが、「本当にそうなんだな」と目で見て実感させられたと同時に、どうにかしてカンボジアに雇用の機会を多くし、賃金を増やせないものかと考えさせられました。カンボジアで栽培した、または作ったものへの関税を高く設定したりして、カンボジアが経済的に潤うような制度を構築出来ないかと思ったりもしました。
 小学校に到着後は、トラックに積んだ荷物を降ろし、その後ブランコの位置決めを力合わせて全員で行いました。明日からの作業の構想を立てながら昼食前までに今日予定していた作業を終えました。ブランコ作り二校目ということもあり、次何をするのかを考えながら、行動する人が増えたように感じました。明日以降も常に先のことを見通しながら、かつ″今現在の作業に全力で向かっていき、3月隊の努力の結晶を作っていけたらと考えます。
 午後の散策に関しては、実際に海に赴き、ブランコ完成後の楽しいひと時をここで過ごせたらいいなーと思うと同時に、自分のモチベーションを上げることも出来ました。また、96、97年にJHPが建てた小学校にも寄り、そこでJHPの歴史を感じるとともに、子どもたちの楽しそうに遊ぶ様子も伝わってきました。子どもたちの笑顔のために、そしてカンボジアの将来のためにブランコ作りを本気で頑張ろうという思いが胸の内から湧き出てきました。
 さて明日からは、ブランコ作りの本格的な作業に入り、穴掘りが待っています。体調を崩して、共に作業できない人もおり、人数的に大変ですが、自分のやるべきことを一つひとつ達成していくこと以外に完成はないので、健康管理には十分気を付けながら、もう一度「できることからはじめよう」を思い出し、3月隊一同コツコツとゴールへ突き進んでいきます。
 最後に、昨日の地震、そしてまだ続いている余震等で家族、友人、知人、親戚、などの人に思いを寄せながら、胸の内はとても苦しいですが、今出来ることに集中し、"今この時"を一生懸命に生活していきます。
 地震情報をキャッチしながらこのレポートを発信しています。(文責:大槻)

今日のありがとうございます

パンを食べるとどこからか美味しいチーズが目の前に来ます。ありがとうございます。とても美味しいです。