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3期カレッジ隊活動レポート

2009年 2月 27日(金)

スケジュール

 7:00 朝食
 7:40 ホテル出発
 7:50 幼い難民を考える会(CYK)活動見学
 10:30 タケオ織物センター見学
 12:30 ワット・チソー到着
 12:50 昼食
 15:05 ソピー寺院見学
 16:25 ホテル到着
 18:30 ミーティング
 19:10 夕食  

【写真】
(上)CYK支援による織物センターでの説明
(中) 織物センターで実習する生徒
(下) アンコール以前の遺跡ワットチソー





本日の感想

 幼い難民を考える会では、国の将来の発展のために幼児教育の大切さを感じ、1979年からタイの難民キャンプで活動を開始し、1991年からカンボジアに拠点を移しました。ここでは保育所運営と幼児教育のための先生の研修と村人の経済的自立を支援するための貸し付け制度の活動などをしています。
 保育所、幼稚園で幼児教育を受けている割合は15.6%だそうです。保育所でも人形、ボールなどが殆ど無く日本から遊具等を贈る活動もしています。先生方の中には遊具を使って遊ぶ方法を知らない場合もあるため、合同保育ワークショップで遊具の使い方研修もあるそうです。先生方が研修を受け、遊具で遊ぶ楽しさを子どもたちに伝えたいという気持ちに、感動しました。また黒板に書かれた文字だけの授業ではなく、遊具を使って遊ぶ大切さを知りました。
 タケオの織物センターでは10人ほど研修生が織機で綺麗な布を織っていました。1年間、月曜日から金曜日は泊まりで研修を受けてから、自宅で織物業を開けるようにするのだそうです。
 ソピー寺院では、松本先生から報道写真家のピューリッツァー賞を受賞した澤田教一氏がベトナム戦争や反政府軍の動きが活発となってきた混沌とした時代にカンボジアの現状を世界に伝えるため写真を撮り始めてから、銃弾に撃たれて亡くなるまでの経緯を講義していただきました。クメール・ルージュ時代の傷跡が、寺院の中にあるJHPが補修した建物からも窺い知ることが出来ました。
 この研修旅行に来てから、スラム街での読み聞かせ、義足提供、JICAの活動、絵画・音楽の教育、幼児教育などの活動をしている方にお話しを聞き、また実際に現場に行くこともありました。そのどれもが必要であり、大切であるということを改めて実感する日々を過ごしています。(鎌田勝吉)

本日の車輌長より

 今日は、車に乗り込んで、まず、ドライバーのトンブンさんに皆で「よろしくお願いします」とあいさつをすると、とても笑顔で喜んで下さいました。そのおかげで楽しい雰囲気になり、つたない英語ですが、カンボジアや日本のことについて話が出来ました。いつも、ドライバーさんや様々なNGOの方々の協力があってこの研修ができているので、これからも言葉が通じなくても、あいさつなどしっかりして、最後までお互い気持ち良く過ごしていけるようにしたいと思いました。
 それから活動では、ワット・チソーで、暑い中、全員で300段の階段を登りきれたことが、良かったです。(1号車・鹿島楓)

 今日は目的地の道路事情もあり、2台のワゴン車に分乗して、出発しました。国道2号線を南下していくと道路は未舗装な部分も出てきます。また定員の倍以上を乗せた車や台車を引くバイクは遅いため、追い越し運転は必然的で、スリリングなカンボジアンドライブが体験できました。また道路に沿って市場の出店が数多く並んでいたり、電線の張られていない電柱が連なったりしていて、複雑な様相が見られました。(2号車・本田明)
 

今日のありがとうございます

 幼い難民を考える会活動内容について詳しく説明してくださったCYKプノンペン事務所長の関口晴美さん、保育専門家山極小枝子さん、(タケオ織物センターまで一緒に来て下さり、案内と通訳をしてくださいました。それだけではなく、差し入れまで頂きました。)ありがとうございました。