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6期カレッジ隊活動レポート

2012年2月28日(火)

スケジュール

8:10 ホテル出発
8:30 シャンティ国際ボランティア会事務所訪問
9:30 絵本読み聞かせ活動地(トゥール・チェイ地区)訪問
スラム街視察
12:00 昼食
13:00 JHPプノンペン事務所にてコンボーン氏講義
15:00 日本大使館訪問
17:00 ホテル到着
18:00 ミーティング
19:00 夕食

写真
(上)シャンティ国際ボランティア会の図書館活動
(中)トゥール・チェイ活動地にて子ども達と
(下)JHP事務所にてコンボーンさんと





本日の報告者より

 本日は、シャンティ国際ボランティア会の事務所で手束元所長からカンボジア全土における様々な問題、課題について改めてお話を伺った後、スラム街へと移動しました。自身の足でその地を踏み、自身の手や目で子ども達と触れ合うことでより一層自分が今カンボジアにいるという実感が湧きました。日本と同じように反応する子どもたちの素直さ率直さ、絵本を私の膝の上で笑顔で読む愛らしさは、忘れられません。
 本日最後に訪問したのは日本大使館です。ここでは日本人の観点から見たカンボジアにすべき協力などを分かりやすく話して下さいました。私個人で気になっていた、カンボジアの子どもへ対する音楽教育の理想像、今後の課題、目標や日本人へ対するカンボジアのイメージアップの方法なども伺うことが出来て、改めて今日一日濃い時間を過ごすことが出来ました。(富村梨奈)

各車両係より一言

1号車:車で街中を走っていると、山積みにされているレンガをよく見かけます。カンボジアのレンガは「田」の字型に穴が開いているのですが、どうしてなのか、現地に詳しい人に聞いたところ、乾燥しやすいためとか、軽量化のためじゃないかな、と教えて頂きました。また、私が「日本では普通レンガは全部詰まってますけど」と言ったら、JHPプノンペン事務所長の木村さんに「日本の"普通"はね。」と言われて、私は日本という物差しだけで世界を見ていたんだなと気づかされた一言でした。(田中麻衣子)

2号車:プノンペンの大通りの両側には様々な店が立ち並び、無数の車やバイクが行き交っていましたが、大通りから一本路地に入るとそこにはスラムという別世界が広がっていました。未整備の土の道路にはごみが散乱し、スラム街の人々の生活の実態を目の当たりにしました。昨日、タケオ州のプラサトスラケオ小学校を訪ねた際に窓から見た村の貧しさと、今日見た首都の一角における貧しさは異なる、という印象を受けました。都市空間において開発ラッシュが進む一方、一歩外ではスラム街が広がる様子は発展途上国共通だと思います。都市開発に伴い拡大する格差社会の深刻さを改めて認識しました。
(結城あづさ)

3号車:カンボジア着いてから、犬・牛・ニワトリ・ヤモリなど様々な動物を見ましたが、日本と違ってなかなか見かけない動物が猫でした。どこにでもいる印象の強い猫ですが、カンボジアでは圧倒的に犬が多く不思議に思っていたところ、「猫はいるけど暑いから家の中で寝ている」と教えて頂きました。寒さに弱い猫は、暑い国でもやっぱり丸くなって寝ているのかと笑いが込み上げて来ました。そして今日やっと一匹の猫を発見!丸まってはおらず気だるげに顔を洗っていたのが可愛かったです。(樋木真由子)