ネパール大震災後の子ども支援の報告


2015年4月25日、ネパール中部で発生したマグニチュード7.8の地震とその後の余震により、8,898人の犠牲者と22,000人以上の負傷者が出たことは記憶に新しいと思います。この地震により285,000軒が一部損壊、602,000軒が全壊しました。その大部分はネパール中部の低所得世帯に共通する泥やモルタルの建物でした。この地震はまた、8,300以上の学校の19,000室以上の教室にも損壊を与えました。
 

JHP・学校をつくる会は、震災後からホームページを中心に救援募金を集め、学校建設事業でも連携している現地団体『ラルパテネパール』を通じて、被災者支援や子ども達の支援を継続してきました。

ネパールは政情が不安定な状態が続き、いくつかの不満を抱えた政党や団体によって憲法公布の直前にゼネストが発生しました。2015年9月20日の憲法公布後も、インドによる貿易封鎖とその後の燃料不足、物価の急騰など、支援活動の進行が妨げられましたが、以下の7つの学校の子ども達に、継続して学校に通うために必要な学用品、バック、制服(セーターや帽子)などを支援することができました。

支援校と支援内容、人数については以下の通りです。

①カトマンズ市ラニバン地区Balbikash High School
支援日:2015年11月1日
支援物資:通学バック、文房具、セーター、帽子
対象者:6~10年生 計132人

②ヌワコット郡サニピパル地区Thanapati Prymary School
支援日:2015年11月5日
支援物資:文房具、セーター、帽子
対象者:1~3年生 計32人

③シンドゥーパルチョーク郡ビムタール地区Dhotar Primary School
支援日:2015年12月2日
支援物資:セーター、帽子
対象者:1~5年生 計88人

④シンドゥーパルチョーク郡ビムタール地区Paropakar Lower Secondary School
支援日:2015年12月2日
支援物資:セーター、帽子
対象者:幼稚園クラスから8年生 計136人

⑤カトマンズ市ラニバン地区Balbikash High School(初等科)
支援日:2015年12月11日
支援物資:セーター、帽子
対象者:幼稚園生から5年生 計190人

⑥カトマンズ市バラジュー地区Shitala Higher Secondary School
支援日:2016年1月1日
支援物資:文房具    対象者:幼稚園児~10年生 計440人
支援物資:通学用バック 対象者:1~9年生 計307人
支援物資:辞書     対象者:5~10年生 計182人
支援物資:地図     対象者:9年生 計45人
支援物資:制服     対象者:5~8年生 計136人

⑦ヌワコット郡タナパリ地区ジェイジュAmar Primary School
支援日:2016年1月29日
支援物資:通学バック
対象者:1~5年生 計94人

尚、今回の支援に関して、ラルパテネパールから以下の成果報告を受けています。

『地震の生存者は、地震前のレベルに生活を戻すためには膨大なものが必要なのに対して、ほとんど何も持っていませんでしたが、これらの日常必需品を支援することにより、家族がその子どもを学校に通わせることができるようになりました。特に、学用品の配布は、生徒の幸せに計り知れない効果がありました。地震の後、多くの生徒の制服は瓦礫の下に埋まってしまいました。セーターや帽子といった防寒着の配布は、冬場の健康維持にも重要な役割をもたらしました。また、均質な洋服は、経済的階級、民族、カーストに関わらず平等な感覚を子ども達に啓発することができました』
 

ホームページを通じて、多くの皆様から救援募金のご協力をいただき誠にありがとうございました。JHPは、これからもネパールでの学校建設、被災を受けた子ども達の教育支援を継続していきますので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。