熊本地震・災害支援レポート(3)

JHP会員によるボランティア活動報告

 2014年カンボジア3月隊に参加した山村京太朗さん(三重県在住)が、JHPの活動として5月2~4日までの3日間西原村にてボランティア活動を行いました。山村さんから届いた報告は以下の通りです。

【参加者】山村京太朗(JHPボランティア)

【活動日】2016年5月2日(月)~5月4日(水)

【スケジュールと活動内容(5月2日分)】
 7:40~8:40 益城町視察→移動
 9:00~9:30 西原村ボラセンにて受付
 9:45~12:10 現地作業
   (主に瓦や崩れたブロック塀の撤去のためにトラックで現地と集積所の往復)
 12:10~13:00 昼休憩
 13:00~16:00 現地作業(午前と同じ内容)

【活動の感想(5月2日分)】
 テレビ見るものと目の前にある実物は違う、そういう印象を受けました。実際に作業を通してわかったことは、倒壊しかかっている家屋の数が20日近く経っているにも関わらず手付かずの状態で残っていることが多くあり、全体的に人手が足りていないことです。


写真は午前の集積所。午後は2倍ほどの高さになっていました。

【スケジュールと活動内容(5月3日分)】
 9:00~12:00 避難所調査
 ※大雨のため、安全を考慮しボラセンでの募集はしていませんでした。

【活動の感想(5月3日分)】
 避難所を回り、足りないものについて聞いてみると食糧は足りていることがわかりました。そもそも、コンビニやスーパーが復旧していることから、足りないものは食糧ではなく、紙コップや紙皿などの食糧を消費する際に必要な物の方が需要があるようでした。
 「そういったものは感染症などの2次災害に繋がりかねないので、早急に対応していく」と佐伯理事(JHP熊本)の一言が心に残りました。

【スケジュールと活動内容(5月4日分)】
 8:30 受付
 9:00~11:00 現地作業
   (この日は、ボランティアの出来る範囲で倒壊した家屋を撤去しました。
  柱などの長い木材は、チェーンソーで二つにし、トラックに積みました。)
 11:00~12:00 昼休憩
  (先日の大雨のため集積所の開放が遅れたため、早めに昼食をとりました。)
 12:00~15:30 現地作業(午前中と同じ内容。)

【活動の感想(5月4日分)】
 この日は、副リーダーを担当しました。リーダーと相談を重ね、段取りを決めていきました。様々な地方から色々な人が来ているので、まとめることは難しかったですが、知恵を出し合い一つの目的を成し遂げることができました。
 被災地には倒壊しかかっている家屋が数多く残されています。そして、それをいち早く復旧しとようと各地からのボランティアが押し寄せています。一個人ができることは復旧するという目的に対して本当に小さなものではありますが、こういった時だからこそ被災者の気持ちを考え、寄り添うことが大切だと思います。