カンボジアの教育制度(芸術教育)

カンボジアの教育制度は、日本と同じように6・3・3制で最初の9年間が義務教育となっています。しかし、日本のようにカリキュラムが整っているわけではありません。近年は少しずつ改善してきたものの、カンボジアの小学校の多くは教室や教師の不足のため、1日を午前と午後の2部に分け、生徒を入れ替えて授業を行っています。また、読み書き中心で国語や算数などの主要科目に重点が置かれており、子どもたちの豊かな心を育む芸術は、独立した科目として存在していません。芸術は「社会」の授業の一部で、限られた時間にしか行われていないのが現状です。