2017年8月体験ボランティア活動レポート

2017年8月12日(土)
スケジュール
9:00  ロビーでミーティング後出発
9:10  出発
9:30  JVC(日本国際ボランティアセンター)に到着
9:50  準備運動後 作業開始
11:50  昼食
13:20  休憩後作業開始
14:30  資材、道具などトラックに積み込み出発
15:35  オグラトロケアット小学校到着 荷下ろし
16:05  出発
16:40  ロシアンマーケット着 買い物タイム
17:00  ホテルへ出発
18:30  レストランで夕食
19:30  ホテルに戻ってそれぞれのお仕事後就寝

学校紹介
オグラ小学校は、北海道に住んでいた小椋さんという方がカンボジアでのボランティア活動中に亡くなってしまい、それを偲んで1998年に作られた学校です。小椋さんの功績をたたえて支援者の方々により遊具などが設置されていました。学校は、教室内は裸足で使用し、トイレを掃除する子どもも見られ、20年近く経っていてもきれいに使われていました。キリンフィールドの隣りにあります。校庭には、綺麗な蓮の花が咲いている池がありました。

レポート係より一言
プノンペンに戻って、活動も後半に入りました。ブランコ建設のための加工作業をJVCで行いました。慣れない作業でしたが、それぞれみんなが自分の作業に没頭していき、汗をかきかきでしたが、達成感と充実感でいっぱいでした。(ちなみに私は万力がお気に入りでした。)ホテルへの帰り道、スタッフの方々のはからいで、ロシアンマーケットによってもらい、20分足らずでしたが、みんなそれぞれにお土産のお買い物を楽しんでいました。明日は、ブランコ設置への作業が始まります。協力して頑張りましょう。(斎藤)

各車両係より一言
1号車: 改めて、プノンペンの景色を見てみると、華やかな寺院や王宮、独立記念塔など沢山の建造物がありました。王宮前は非常に綺麗で、頻繁に掃除をしているようでした。シアヌークビルに比べると交通量も多く、公共バスなども目にしました。大きなホテルも沢山あったので、観光などで来た際には泊まりたいです。(串田)
2号車: トンレサップ川を右手に見ながら、JVCに向かいました。途中、王宮の前を通りかかりましたが、8年前に私が8月隊に参加した時には見られなかった光景が広がっていました。それは、ハトがたくさんいたことです。餌を与えているうちに増えてしまったそうです。1999年12月「もう戦争はしません」ピストル像。また、街中を見ていると、車やスマートフォンが普及していることを実感しています。明日も頑張ります。(中川)
3号車: 本日、日本のODAが作った橋、通称「日本橋」を車で通ったが、やはり普通のカンボジアの道路より作りが綺麗で、でこぼこなどがほとんどなく改めて日本の技術の高さを感じた。更に、トンレサップ川とメコン川の合流地点近くは他の地域と比べても非常に栄えていて中国の高層ビルやホテルが次々と建築されている様子で街中の活気を感じるとともにこれからの国の発展も期待できるものである。(藤田)
4号車: 本日から車が変更になり内装が4台中1番ゴージャスな4号車での移動になりました。JVCが支援する自動車整備専門学校でブランコも前準備作業を3班に分かれて実施しました。1.部品のヤスリ掛け作業 2.チェーンのつなぎ作業(万力による) 3.明日分のペンキ塗り作業 みんな初めての作業で当初は手こずっていましたが、すぐに慣れて、作業もはかどり仮組み作業、トラックヘの積み込み後、オグラ小学校で荷下ろして終了しました。いよいよ明日からメインのブランコ作りが開始します。みんなで頑張りましょう。(鈴木)

ブランコの前準備作業
・ペンキ塗り(写真左上)
・やすりがけ(写真右上)
・鎖つなぎ(写真左下)
・積み込み作業(写真右下)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
2017年8月13日(日)
スケジュール
6:30 起床
8:30 ミーティング
8:35 学校に向け出発
9:10 学校に到着
9:20 作業開始
11:50 昼食
13:00 作業再開
15:40 作業終了
15:55 ホテルに向け出発
16:25 ホテルに到着
18:20 ミーティング
19:00 レストランにて夕食
23:00 就寝

レポート係より一言
今日の朝食はローカルのレストランとホテルのレストランのどちらか選ぶことが出来ました。ローカルのレストランでクウィッティオ(フォー)とバイサッチョル(御飯の上に豚肉が乗ったもの)のどちらかを食べることが出来ました。バイサッチョルの方は日本と似た味付けで食べ馴染みのある味でした。今日の作業は炎天下の中で穴掘りをしてとても疲れました。明日はブランコを作る最後の日なので疲れを残さないようにしたいです。(佐々木)

各車両係より一言
1号車: 今日は一号車に法律大学から参加してくださったタンさんとサムスレイロットさんと同じバスで、日本のポップカルチャーについて話しました。今日は日曜日なので学校に子どもたちはいませんでしたが、小学校近くの工場は休日でも稼働しているようで、就業時間とかぶった帰り道はたくさんのバイク通勤の現地の方がいらっしゃいました。市内を通らない迂回して北上する建設途中の道路を通って帰りましたが、とても綺麗に整備されている道路のすぐ隣には水牛が何匹もおり、少し遠くを見ればプノンペンの高層建築が見え、日本ではありえないこういったギャップにとても驚き、またこれがカンボジアらしさでもあるのかなと思いました。(満田)
2号車: 今日の移動中は牛を見て癒やされました。黒く丸々とした水牛や、骨ばっている白い牛。特に印象に残っているのは、牛が道路を堂々と渡っている姿です。急ぐこともせずゆっくりと歩き、それを当たり前として、車側が牛に合わせている光景が面白く心がなごみました。(黒田)
3号車: 作業の休憩時間に蓮の花の実を食べました。蓮の花を実際に見ることも、実を食べることも初めてでしたが、実は甘くて美味しく、花はすごく綺麗でした。実がなくなったら子どもが新しい花を持ってきてくれて、とても嬉しかったです。帰りの車からは水牛の群れやプノンペン市内が見えました。助手席から見える景色はすごく綺麗で、移動の時間も楽しむことが出来ました。(松浦)
4号車: 今日のブランコ作りでは、半径35㎝、深さ60㎝の穴を6つ掘りました。硬い土を掘り進めるのと、掘るに連れ深くなる穴から土を取り出すのが大変でした。休憩時間に水を入れておくと、土が柔らかくなり、やりやすかったです。今日の学校には、1,050人を超える子どもたちが通っていると聞いたので、完成させて遊んでいるところを見るのが楽しみです。(長谷川)

今日のありがとうございます
お昼には関東給食会様、ニチレイ様、日東ベスト様、カレーとおでんをいただきました。どちらも久しぶりの日本食でとても美味しかったです。

・朝食のクウィッティオ(写真左)
・朝食のバイサッチョル(写真右)
・昼食のカレーとおでん。久しぶりの日本食でとても美味しかった!(写真左)

・穴掘り作業中(写真左)
・穴掘り終了を記念して一枚(写真右)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
2017年8月14日(月)
スケジュール
7:30 朝食
8:30 集合
8:35 オグラトロケアット小学校に向け出発
9:15 学校に到着
9:35 作業開始(ブランコ建設、校舎ペンキ塗り)
12:20 昼食
13:00 キリングフィールド見学
13:40 作業開始
17:10 ホテルに向け出発
17:50 ホテルに到着
19:00 レストランにて夕食
23:00 就寝

レポート係より一言
今日はブランコ作り2日目でした。このボランティア活動、最後の作業ということもあり、みんないつも以上に張り切っているように見えました。みんなの頑張りもあり、予定通りブランコを完成させることが出来ました。完成したときは、嬉しさとともに、ホッとしたような気持ちがありました。最後は作業した全員と、コーラで乾杯しました。(長谷川)

各車両係より一言
1号車: 3日間の作業によりブランコが完成しました。幅広い世代の知恵を絞って作り上げたブランコが完成したときは、達成感がすごかったです。最後の作業でブランコの椅子の裏側に、隊員の名前刻んできました。いつカンボジアの子どもたち気づかれるのか楽しみです。(岩田)
2号車: ブランコ作業の合間にキリングフィールドを訪れました。そこへ行ってから私は少し気分が悪くなってしまいましたが、みなさんは元気に作業されていたので、何よりです。(小島)
3号車: 炎天下の中の作業はとても大変だったけれど、無事に完成させることが出来て嬉しいです。社会人の方々の熱いご指導に感謝の気持ちでいっぱいです。この経験をいつか役立てられれば良いなと思います。キリングフィールドを訪れてみて、カンボジアの歴史をより知れたので勉強になりました。(佐藤)
4号車: 朝学校に向かう道中、通勤ラッシュに引っかかり普段より時間がかかってしまいました。カンボジアの交通渋滞の理由としては、片方の車線に逆走してくるバイクや、無理な追い越しなど、日本の交通マナーと違いルール無用な運転が大きな交通渋滞を招いている原因の一つではないかと考えました。さらに気づいたこととして、運転手の人は、自分の道路が妨害されるとクラクションを鳴らす、ということです。日本ではそれほどクラクションを鳴らすことはないので、ここに来てその多さに驚きました。こちらでは逆に、遠慮の精神が事故を招くのではないかと痛感しました。(岩田)

今日のありがとうございます
関東給食会様、日東ベスト様、肉じゃがありがとうございます。日本食に全員が喜び、美味しくいただきました。

・コンクリート作り(写真上左)
・組み立て作業中(写真上右)
・ついに完成!(写真下左)
・完成したブランコをバックに集合写真!(写真下右)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
2017年8月15日(火)
スケジュール
6:30 朝食
8:00 ホテルロビーに集合
8:05 ホテルを出発
9:30 プノンチソーに到着
12:00 昼食
13:00 通訳さんの自宅を訪問
16:00 ホテル到着
18:30 夕食
21:00 福岡班が空港に向け出発
23:00 就寝

レポート係より一言
今日は観光のためプノンペンから車で約2時間ほどのところのある、タケオ州に向かいました。プノンチソーという遺跡を訪れました。タケオ州はカンボジア国内で最も古い都市のため、多くの遺跡があるそうです。頂上からはプノンペンのビルも確認することができました。今回のボランティア体験も終わりに近づいてきました。明日はCCHで子どもと交流した後、マーケットを訪れる予定です。残り一日ですが、頑張って成長した姿を皆さんにみせたいと思います!(伊藤)

各車両係より一言
1号車: 今日はプノンペンから少し走って郊外にあるプノンチソーに行きました。遺跡までは階段が長く続いていてすごくきつかったのですが上についたらとてもきれいな石積みの遺跡があり、感動しました。遺跡から見る景色も最高でカンボジアで一番のお気に入りの場所になりました。(井上)
2号車: 今日の朝、プノンペンからプノンチソーへ行く時に、反対側の車線が渋滞していました。私達の進行方向の車線は混んでいなかったので不思議に思いましたが、毎朝市外の集落に住む人々が、プノンペンまで買い出しに行き、それを持ち帰って市場に売っていることがわかりました。また市外には整備されていない道路が多く、砂埃がひどいため、バイクの人はマスクをしていました。市外の様子も見ることが出来て良かったです。(高橋)
3号車: プノンペンから離れプノンチソーに観光に向かい、遺跡を見ました。朝は上り方面はとても混んでいて通勤ラッシュはどこの国も同じなのだなと感じました。プノンチソーにも小さな独立記念塔があり、この国にとって独立がどれほど重要なことなのかを知りました。(満田)
4号車: 今日は千年以上の歴史があるプノンチソーの遺跡へ行く道中、チュンエクとは別のキリングフィールドを通りました。プノンチソーでは丘の上にある遺跡へ行くため200段以上ある階段を登り、遺跡からは日本とは違う美しい景色を見ることが出来ました。(灌峯)

今日のありがとうございます
通訳のサブちゃんの自宅にお邪魔し、おいしいエビをいただきました。サブちゃんと家族の皆さん、ありがとうございました。サブちゃん、10日間ありがとうございました!

・ハンモックで休憩(写真左上)
・崖からの風景(写真右上)
・崖での集合写真(写真左下)
・遺跡での集合写真(写真右下)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
2017年8月16日(水)- 17日(木)
スケジュール
8月16日(水)
8:30 ホテルロビー集合
8:50 ホテル出発
9:15 CCH(The Center For Children’s Happiness)
   (児童養護施設:「幸せのの子どもの家」)到着
   ソカ所長の挨拶
9:30 交流会開始
11:30 昼食
13:20 CCHを出発
13:30 ロシアンマーケットへ
14:45 セントラルマーケット、クラタペッパーへ
16:30 イオン・モールへ
18:15 夕食
20:30 プノンペン空港に到着
22:50 プノンペンを出発

※九州在住メンバー3人(うち事務局1人)
1:15 プノンペンを出発
    上海にてトランジット
14:00(日本時間) 福岡着

8月17日(木)
6:30 成田空港着 お疲れさまでした

※後発メンバー3人(うち事務局1人)
1:16 プノンペンを出発
    上海にてトランジット
15:45(日本時間) 成田着

レポート係より一言
カンボジア最終日。今日は朝からCCHへ向かい、子どもたちと交流をしました。みんなで踊ったり日本の遊びをしたりして楽しい時間を過ごしました。午後からはマーケットへ行き、カンボジアのお土産をたくさん買いました。10日間の活動は大変なことがたくさんありましたが、それと同じくらい学んだこともたくさんありました。たくさん見ることができた現地の人の笑顔は絶対に忘れません。人との繋がりも大切な思い出です。本当にありがとうございました!(松浦)

各車両係より一言
1号車: 最終日。水曜日の9時を回った街中は、通勤ラッシュも落ち着いてわりと空いていました。右側通行の道路も、定員オーバーでノーヘルのバイクも交差点ごとに違う信号機も(日本製やドイツ製など、世界の国々から支援されているので様々あるそう)。いろんな人を運ぶ風が気持ちよいトゥクトゥクや、よくバランスとれるなと思わされるでっかい荷物を積んだバイク。道路脇の食べ物からガソリンの瓶詰めまで様々な露店。活気のあるプノンペンの街。来たときは日本の看板にホッとしたけれど、明日以降は、クメール語の看板や、「オークン」(ありがとう)を懐かしく思い出すことでしょう。長いようであっという間の10日間。カンボジアと関わったすべてのみなさんに、オークンチュラーン!(斎藤)
2号車: 今日はCCHという児童養護施設に行きました。音楽が流れると子どもたちは楽しそうに踊り、私も教えてもらいながら一緒に踊りました。とても楽しかったです。子どもたちは非常に優しく、帰るときには髪の毛を編み込みにしてくれました。半日ではありましたが、別れが寂しかったです。その後にマーケットに行き沢山買い物をしました。値切り交渉がもはやゲームのようでした。10日間カンボジアに滞在して、ぶつかりそうな車やバイクを見るのも今日が最後だと思うと寂しいです。2号車にいたみなさんのおかげで、本当に良い経験ができました!楽しかったです、ありがとうございました!(石田)
3号車: カンボジアの信号機には様々な種類があり、その中に赤矢印の信号機があることに気づきました。日本にも緑矢印の信号機がありますが、赤い表示を見たのは初めてでした。また、いつも車内で流れていた運転手さんの携帯電話の着信音の曲名がわかりました。カンボジアの伝統音楽でリコーダーで吹くものらしいです。とても落ち着く音で日本の曲とは違うので、耳に残りました。10日間の活動を通して、車両を変えながら移動しましたが、運転手さんにも運転の癖があって、最初に乗っていた3号車が一番乗り心地がよかったです。(佐々木)
4号車: 最後の夕食会では、プノンペン事務所のスタッフのみなさんも来てくださいました。席がとなりになったカナリンさんと英語や日本語を交えながら楽しく会話をすることができ、もっともっとカンボジアで色んな方々と交流したいな、と思いました。プノンペン国際空港では、通訳のサブさんや中込さん、別の行程で日本に帰る方々と「また会いましょう」と言葉を交わし、抱き合ったり、記念撮影をしたりして別れを惜しみました。自然と涙が溢れました。
まだまだカンボジアにいたい気持ちがそれぞれあったと思います。日本に帰り、今回の経験をまずは家族に伝えたいです。
10日間、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(中川)

・カンボジアの伝統舞踊を披露するCCHの子どもたち(写真左上)
・CCH交流会(ソーラン節)メンバーも飛び入り参加!(写真右上)
・CCH交流会(じゃんけん列車)子どもたちの大はしゃぎ!(写真左中)
・CCHでの昼食は恒例のカレーパーティー(写真右中)
・JHPスタッフとカンボジア最後の夕食会。
 フルート奏者のサヴィーさんと山岡理事のハーモニカ合奏!(写真下)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –