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2009年8月隊活動レポート

2009年8月22日(土)

スケジュール

6:00 朝食
6:30 荷物移動
7:10 ホテル出発
8:45 トイレ休憩
9:10 再出発
10:10 スラッブクダオン小学校到着
10:20 活動開始
12:00 昼休み
14:00 作業再開
15:40 作業終了
16:00 小学校出発
16:25 ホテル到着
18:30 ミーティング
19:15 夕食
23:00 就寝

【写真】
(上)穴掘り終了で記念撮影☆
(中)事務所の中山さんとローカルスタッフも真剣です!!
(下)チャイムのかわりに砲弾を使っています。





今日の報告者より

本日、報告者を務めます葛岡大です。今日から3校目の作業が始まりました。
3校目はプノンペンより136キロ離れ、車で3時間かかるコンポンチャム県にあるスラッブクダオン小学校での作業です。現在、生徒数は129名で一部制となっており、3部屋3クラスあります。教室不足のため、1〜3年生のみ通っており、4年生以上は5キロ離れた学校に通っています。今年、JHPのドナーさんからの支援で新たな校舎をたてることが出来、来年からは4年生以上の子どももスラッブクダオン小学校で学べるようになります。
3校目ということでみんな作業内容を理解していて、いいチームワークでテキパキと活動できたと思います。考えてみると、このブランコが私達の作る最後のブランコとなります。作業が始まると時間はあっという間に過ぎてしまいます。このメンバーで活動できる残りの時間を大切にし、最高のブランコを、最高の思い出を作ろうと思います。

今日の車窓から

 本日1号車の車両長を務めさせていただきました、徳田知美です。
 1号車には蘭子さんが乗車してくださり、いろいろなお話をしてくださいました。本日はコンポンチャムへの移動日だったのですが、道を走っていると地域によって本当に風景が違うことがわかります。今回の移動中でも水田地帯、サトウヤシが群生している地域、カシューナッツのプランテーション、地平線まで見渡せる草原、増水した池など様々な景色を見ることができました。特に印象的だったのがメコン河です。前回スワイリエンへの遠征でも通ったのですが、海なのではないかと見違うほどの大河を、カンボジアに来てみて初めて見ました。メコン河は中国雲南省に降った雨がラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを流れ、最も広いところでは、川幅が1,500mにもなるそうです。日本のODAで造られた「きずな橋」の上から眺めるメコン河は、雄大で思わず見とれてしまいました。日本では、これほど大きな河川は見ることができないので、すごく貴重な光景だなぁと思います。

本日2号車の車両長を務めさせていただきました佐々木祐一郎です。今日はプノンペンからコンポンチャムへの移動日でした。車両長として車窓から外を眺めていたのですが、カンボジアの街並みで一つ気になったことがあります。それは、歴史の出来事による石碑とロータリーが多いことです。カンボジアに来て様々なロータリーと石碑を見てきましたが、その中に拳銃の石碑を中心とした綺麗なロータリーがありました。これは銃社会だった忌まわしい過去の記憶や感情を2度と忘れないために、1999年12月2000人行進がありました。どうしても人々の記憶から薄れてしまいそうな過去を形として、そして街として残すことで、いつまでも人々の目に焼き付き、脳裏から離れることはないでしょう。街を整備すると同時に、そこにメッセージ性を持たすという発想は素晴らしいと思います。
  そういった街並みは日本の道路を車で走っていてもなかなか見かけないなと感じた一日でした。

 本日、3号車の車両長を務めさせていただきました吉田結です。本日はプノンペンからコンポンチャムへの移動日で長時間の移動でしたが、車内は景色・会話を楽しんだりゲームをしたりと終始賑やかな雰囲気でした。3号車にはプノンペン事務所の中山さんが同乗してくださいました。本日は車窓から見た風景について質問をしたり、発展途上国の中でもカンボジアは電気も水もありますが、貧しいために電気も水も自分の家にはひくことができないと説明していただきました。また、現地で支援をするとは一方的ではなく、現地の人と共に行わないと成長していくことができないこと、など中山さんのご経験からのお話をたくさん聞かせていただきました。これまでの21日間とは異なった新しい発見、視野を広げることの出来た充実した時間となりました。 帰国まで一週間となりましたが三校目の作業を開始した現在、改めて心を正して多くの方に支えられ、大切な仲間に恵まれたことに感謝を忘れず、'私自身の心'で物事を見つめたいと思います。そして、さらに多くのものを吸収し私なりの考えを深めたいと思います。

本日4号車の車両長を務めさせていただいた杉山晋二です。カンボジアの風景を見ていて思うのは、田んぼの多さ(広さ)と路上での物売りの多さです。あの大量の米がどこへ行っているのか、農家の収入はどうなっているのか、などの疑問をもっています。また、路上での物売りの人たちの生活はどうなっているのだろう、と思います。毎日どのくらいの収入を得られているのか?私には日によって収入が大きく左右されるように思います。自分の人生設計ができるほど余裕があるようには見えず、毎日毎日を精一杯生きているように思います。こうして毎日を思う疑問や感情を大切にしてカンボジアでしっかり成長して日本に帰りたいです。

本日のありがとうございます

 ドライバーのトンブンさんからおこわを、蘭子さんからゆでとうもろこしを、東京事務所の伊藤さんからノド飴の差し入れをいただきました。車両ごとに分け合って美味しく頂きました。ありがとうございます。