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2010年8月隊活動レポート

2010年8月13日(金)

スケジュール

8:00  ホテル出発
     朝食
     トゥールスレン収容所見学
11:30 ホテル出発
11:40 昼食
12:10 ホテル到着





〜係の仕事Part1〜水・写真係

 写真係で毎日奮闘している越坂部さんに写真係のやりがいと大変な所を聞きました。写真係とは、活動期間中に撮影した写真の現像、焼き増し、配布をする係のことです。
写真は、13枚までは1ドルで購入できます。つまり1枚しか買わなくても1ドルなので13枚ぴったり買ったほうがお得なので、私はなるべく13枚ぴったり買おうとがんばってます。(笑)
作業中は写真は撮れないので、私たちにとって写真係はとても重要な係です。

 こんにちは。写真係の越阪部香奈です。私たち写真係は、蘭子さんが撮った写真を夜みんなに見てもらって欲しい写真を聞き、集計し、写真屋さんに持っていき焼増ししてもらいます。出来上がった写真を仕分けしみんなに配るという仕事をしています。
 毎日新しい写真が上がるため、夜に作業をしないと間に合わず、夕飯を食べた後の休憩時間というものはかなり減ってしまいます。仕分けも多い時は300枚を越える日もあるのでみんなで協力して頑張っています。頼んだ枚数ともらった写真の枚数が合っていなかったりする時もあるので、そういう時はとても大変で苦戦しています。
 しかし、写真係を通して隊のみんなとたくさん関わることができます。私にとっては1番のやりがいです。みんな仕分けを手伝ってくれたり、写真を渡すのが遅くなってしまっても怒る事もなく、ありがとうと言ってくれるのでとても感謝しています。
 「写真は活動隊の財産」と蘭子さんがよく言っている言葉です。この1ヶ月の素敵な思い出を、たくさん日本に持って帰れるようにこれからも頑張りたいと思います。
今日もこれから作業です。行って来ます。ありがとうございました。(文責:越阪部 代筆:渋谷)

〜感想Part1〜

 トゥールスレン収容所見学
 収容所は元は高校です。教室に、レンガが積まれた狭い個室が横にたくさん並べられていていました。収容された人はどんな気持ちで入っていたのか少しでも感じとろうと思い、その個室を入ってみました。すると、薄暗く圧迫された重い空気に包まれており、床には足かせにするための鎖がつながれていて当時のまま残っていました。この狭い空間の中、自分はどうなってしまうのかと毎日思っていたと思うととても胸が苦しくなりました。
 中でも一番印象に残ったことは、これからまだ何が起こるかわからずに収容された子どもがにっこり笑っていた写真です。この時代に生まれていなかったら外で元気よく遊んで平和に過ごしていただろうなと切ない気持ちでいっぱいになりました。
 こんなにつらい事実は思い出したくないと思います。しかし今も尚伝えつづけているのは、再びこのようなことは起きないようにという強い願いなんだろうなと思いました。
 カンボジアでもNHKが映るので、よく日本の戦争の特集をホテルで見ています。
 それと合わせて平和について改めて考えさせられた一日でした。(レポート係:渋谷)

〜感想Part2〜

 今日はトゥールスレーン収容所を見学に行きました。写真はもちろんのこと、当時のまま残るベッドや処刑器具なども展示されており、目を背けたくなる想いでいっぱいでした。また中にはあまりの残酷さに、泣き出してしまう隊員もいました。
当たり前のことですが、今日見た悲劇は氷山の一角にしか過ぎません。だからこそ私は自分の手の届く範囲から、一歩一歩着実に活動していきたいと思いました。まさに「できることからはじめよう」の精神だなと感じます。ちなみに収容所は私たちのホテルから車で約10分プノンペンの真ん中にあります。
大切なのは、少しずつでもいいので、みんなが常に平和へ向けて動いている状態を作り出すことなのではないかと、見学をしながら感じました。


 今日は申し訳ありません。写真は収容所見学だったので、控えさせて頂きました。

 明日8月14日から私たちはプノンペンから北東へ約5時間離れたクラチエ県に遠征に行きます。しばらく皆様ともホームページでお会いできませんが、隊員一同頑張りますので、今度お会いするまでしばらくさようならです。尚、8月19日にはプノンペンに戻る予定です。 (レポート係:三浦)