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南三陸町活動レポート

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*東日本大震災に対するJHPの動きを「ヒューマンパワー便り」でもご覧いただけます。

2012年11月23日(金)

活動者(52次隊)佐谷隆一、越阪部香奈、岡正宗、萩原瑞、宮崎彩子、中込祥高
活動内容:漁網の加工


【スケジュール】(報告:宮崎)
6:30 集合場所の仙台ホテル出発
8:20 南三陸町ボランティアセンター到着
8:45 小山漁業へ移動
9:10 作業開始
12:00 昼食、休憩
13:00 作業開始
15:00 作業終了
15:30 ボランティアセンターへ終了報告
18:00 夕食買い出し後、JHP拠点に到着


活動報告

今日は漁師さんと一緒に作業をさせていただきました。お手伝いをした所では、今まで漁に使っていた網は津波で流されてしまったそうです。北海道からの支援で送られてきた網では今まで通りに定置網漁ができないとのことでした。なので、北海道からきた網を定置網漁用に作り直すために、切り離して繋ぎ直さなければいけません。今回は、その網を切り離す作業をお手伝いさせていただきました。予報では天気が良くないとのことだったので心配していたのですが、雨もすぐにあがり、すぐ外での作業を再開することができました。
 休憩中に、漁師さんとお話をしていたのですが私たちに震災時の話やご家族の話、今の気持ちなどをお話してくださいました。自分からは震災の話はしないけれど、聞かれたら話すんだとおっしゃっていて、震災を経験した方から直接お話をしていただけたことに本当に感謝しています。
 1年半以上経った現在も、元気そうに見えてはいても、心の奥にはまだ傷を負っている方がたくさんいることを改めて感じました。お話をしていただき、本当にありがとうございました。
 網はすべて手作業で繋ぎ合わせるとのことなので、 私たちが切り取ったものを漁に使えるようになるのは早くても来年ということです。作業に苦戦してしまって、わずかではあったかもしれませんが、少しでも漁師さんたちのお役に立てたなら幸いです。
 余談ではありますが、現在東北は紅葉がとてもきれいです。明日は桜の植樹とのことで、とても楽しみにしています。(報告:越阪部)


 小山漁業では定置網漁用に網を作りなおす必要があり、そのために一旦、網をほどく作業を行いました。南三陸町の網は津波で流されてしまったため北海道から網を寄付してもらったそうです。現場の漁師さん指導のもと、頑丈に作った網をはさみで切る作業は想像以上に指の力を使いましたが、次第に要領を得てスピードもアップしてきました。
 休憩中に地元の漁師さんに伺った話で印象的だった一言が「来てくれるだけでいい。」という言葉。「動機がボランティア、買い物、興味本位、何であれ人が来てくれるのが私たちの励みになるんですよ」南三陸町が活気のある町として復興するまで関心を持ち続けたい、と思いました。(報告:宮崎)