JHP・学校をつくる会ホームへ

HOME | 活動の紹介 | 海外でボランティア | カンボジア活動隊 | 2014年3月隊

2014年3月隊活動レポート

2014年3月12日(水)

スケジュール

5:00 起床
6:00 朝食
6:30 出発
8:00 オルッセイ小学校到着
8:15 音レク
8:30 ソーラン練習
8:45 午前の作業開始(二基目の本組み、コンクリート流し)
11:30 昼食 
13:00 午後の作業開始(コンクリート流し、ペンキ塗り)
15:30 オルッセイ小学校出発
17:10 ホテル到着
18:15 ミーティング
19:00 夕食
23:00 就寝
(レポート係:久野史帆里、照井美聖、栗田奈美、栗原聡美)

【写真】
(上)支脚の穴あけ真剣です!
(中)ペンキ塗り
(下)乾杯





本日の報告者より

昨日に引き続き音レク、ソーラン練習後、本組み、立ち上げ、コンクリートでの固定、ペンキ塗りをし、ブランコ作りのほぼすべての作業が完了しました。作業を通して気づいたことは、大きく以下の二つです。
・目的へのプロセスの大切さ
・日本人の生活を相対化し、弱者に対して当たりまえの行動を当たり前にすること
明日は贈呈式の準備、明後日はいよいよ贈呈式です。日本とカンボジアのかけ橋のような役割を果たせたら幸いです。(斎藤寛史)

各車両係より一言

・一号車
初日の事務所でも話を聞きましたが、学校を建てるときは小学校の校長先生がプノンペンの事務所に学校を建ててほしいと直接申請書を持ってこられます。みんなもプノンペンからチャムまでの道のりで感じたと思いますが、道路は舗装されているところは少なく、でこぼこ道で移動時間は半日かかります。校長先生のお給料では車を購入することは難しいので、この道のりの中でバイクやバスを乗り継いでプノンペンまでやってくるという話を聞いてこの村に小学校が建つということは村人たちのたくさんの願いが詰まっているんだなと改めて感じました。
明後日行われる贈呈式ですが、参加している子供で制服を着ていない子は小学校に通っていない子と判断する一つの目安になるという話も聞きました。日本では6歳になったら義務教育で小学校に通うことが当たり前ですが、カンボジアを含めそうでない国がたくさんあります。家が貧しく学校に行けない子や6歳から通えない子供もいます。中には一緒に作業をして砂運びや穴掘りを一生懸命手伝ってくれた子で学校に通えない子供もいるかもしれません。このような現状を知ることは大切だと思いました。贈呈式はそんな目線も持ちつつ参加したいと思います。(高橋寿)

・二号車
宿泊しているホテルからオルッセイ小学校に向かうまでの道中、私が最も好きなポイントがあります。それは、ゴム工場の宿舎のそばから見えるメコン川の景色です。大きな川と豊かな緑が広がり、恐らく一日中眺めていても飽きないでしょう。しかし、これは本当に手前勝手な思いですが、この景色が高層ビル群に変わったとしたら、私は間違いなく寂しく思うことでしょう。オルッセイには電気や水道が通っていませんが、人々はとても温かです。この数日その人々の温かさに触れる度、川を埋め立て道路を作り、電気やガス、水道を使いまくることが果たして発展と言えるのか、と考えさせられます。
移動する車の中で、鳥居さんがスワイチャンティーの歌を歌ってくれました。JHPが作った音楽の教科書の中にその歌も含まれているそうです。その時、プノンペン事務所でレクチャーを受けた時に聞いたお話を思い出しました。「音楽を聞けるということは、人の話を聞けるということ。歌を歌えると言うことは、話ができるということ。楽譜が読めるということは、文字が読めるということ。なので、音楽教育を全国に広めたい。」ということです。
コンポンチャムに入ってから、私達が触れ合っている子供たちのほとんどは学校に通っていないように思います。しかし、私達がソーラン節の練習をしていれば、一緒になって「ソーラン、ソーラン♪」と口ずさみ、「ありがとう」と言えば「ありがとう」と返してくれます。そのくらい聞く力・話す力が強いのです。彼らが、学校に通って様々のことを学習すればきっと、素晴らしい大人になることでしょう。
私達が、オルッセイ小学校にブランコを建設することで、少しでも学校に興味を持ち、学校に通う子どもが増えることを切に願います。そして、カンボジア国民の力で、豊かな自然と温かな人情が失われることのない「発展」をしていくための一助になれればと強く思います。(照井美聖)

・三号車
道路上には様々な看板が出ていますが、日本で見る路上の広告は字だけのものも少なくありません。一方カンボジアでは字に加え写真や絵、またその商品のマークが多く描かれています。これは識字率が影響しています。日本ではほぼ100%となっていますが、カンボジアではまだそうではないためぱっと見て分かりやすい広告となっています。また看板の中でも多く見られるのは○○PARTYとかかれた政治に関する看板です。ここにも政治家の写真や政党のマークが描かれており、一目見てどこの政党かわかるようになっています。日本では特に注目することのないポイントだったので改めて目を向けてみると気付くことがたくさんあるんだなと感じました。(栗原聡美)

レポート係より一言

ホテルにアメリカ兵の方も宿泊しています。彼らはベトナム戦争の際に行方不明になった飛行機を探しにきているそうです。ベトナム戦争終結から約40年過ぎました。今、アメリカはこのような活動も展開しています。
でも面白い話があります。朝ご飯は同じレストランで食べます。私達は、色々なメニューを注文して食べていますが、アメリカの人たちは小さなビュッフェを作っています。覗いてみますと、白いご飯、チャーハン、食パン、フランスパン等々。おかずは野菜炒め、ビーフン、小さいステーキ、目玉焼きがありました。上手ではない英語を使って「グットモーニング」とあいさつをすると「おはようございます」と帰って来ました。「えーーーー!」と驚きました。日本語が少し喋れるみたいです。所属はハワイ諸島だそうです。今日は私達も目一杯仕事をしましたので、ホテルに着いたのが少し遅くなりました。そしたら「今日は遅かったね」と言われました。こういう会話ができるということは本当に楽しくて、嬉しいことです。私達もどこに行ってもこういう会話ができるようにならなければいけないですね。世界人になりたいと思います。

今日のありがとうございます

関東給食会、日東ベスト株式会社様より肉じゃがをいただきました。美味しかったです。お袋の味でした。ありがとうございました。
2013年8月隊の皆さまよりコーラを頂きました。みんなでブランコ立ち上げの乾杯をしました。
活動隊の祥ちゃんより味噌汁、なぜかにゅう麺、スープ類を頂きました。ありがとうございました。味噌汁はカニみそ汁でした。