幸せのこどもの家(CCH)

CCH(The Center for Children’s Happiness「幸せの子どもの家」)は、ゴミ山で生活していた孤児を支援するためJHPが2002年に創設した児童養護施設です。現在ではローカルNGOの資格を取得しています。

当初はゴミ山で生活していた孤児16名からスタートしました。その後も地雷の被害や貧困による親の育児放棄、HIV/DVの危険な地域などから避難してきた子どもたちが、CCHで生活し、学校へ通い、縫製や美容師、コンピューター等の職業訓練を受けながら元気いっぱいに生活しています。これまで、200人近い子どもたちが、CCHを巣立ち、社会や大学で活躍しています。

CCHの運営には年間300万円が必要です。創設以降、運営費を自己調達できるよう取り組んでいますが、まだJHPの支援が必要です。どうか皆様のご支援をお願いします。

CCHアートプロジェクトの実施(2015年~)

2015年5月より、「ローラ・ワールド・スカラシップ基金」の支援により「自己表現活動を通した、青少年の健全な育成」を目指した事業としてCCHアートプロジェクト(CAP)を立ち上げています。
同年10月末以降は、毎週金曜日のアートクラブ運営や、月1回程度の割合で専門分野の講師等を招いたワークショップを開始し、子どもたちは様々な芸術表現活動を自ら体験することを楽しんでいます。
以降、「アートルームをつくろう」、「リズムで遊ぼう」、「アートを通じた環境教育」、「メディア・アートを体験しよう」、「耳をすませてつくろう」など様々なワークショップを実施しています。

2016年12月18日には、「展示」「ドラマ」「ワークショップ」の3つのグループによるアートフェスティバルを開催しました。

子どもたちの一日

起床、登校、夕食、就寝・・・。子どもたちの一日の様子をご覧いただけます。「CCHに来て生活がどう変わったか」を子どもにインタビューしています。

AM 5:00 起床。掃除。
AM 6:00 子ども達の通う小学校は3部制。
1部の時間帯に通っている子どもは朝食。(学校は7:00スタート)
AM9:00 2部に通っている子どもが昼食。登校。
(学校は10:40スタート)
AM11:30 1部の子どもが帰って来てとてもにぎやかに。
PM1:30 3部に通っている子どもが登校。(学校は14:00スタート)
他の子どもは15時まで休息
PM15:00 宿題や自習の後、畑作りや豚の世話、夕食準備の手伝い。
PM6:00 夕食。学校の話などの話を聞いてもらいたくて大変にぎやか。
PM8:30 就寝

子どもたちへのインタビュー

CCHに来て生活がどう変わったか?という質問に対して

スレイナック(女子 16歳)

わたしはCCHに来て、ご飯をおなかいっぱい食べられるようになりました。きちんとした服も着られるようになったし、勉強もできるようになりました。友達と遊んだり医療を受けられるようになったこともすごくうれしいです!

プルクサ(男子 15歳)

一番うれしかったのは、自分がストリートチルドレンではなくなったことです。今では学校にも行けるし、友達とも遊べるし、ご飯もたくさん食べられるようになりました。何より、おびえて暮らすことがなくなったのがうれしいです。