代表理事 ご挨拶

代表理事 青木一能 ご挨拶

 平素よりJHP・学校をつくる会(JHP)を支えて
下さっている多くの皆様に心より御礼申し上げます。
 さて、当会の創立者であり、長きにわたり活動を
導いてまいりました、小山内美江子元代表理事が創立30周年を迎えた2024年5月、老衰のため永眠いたしました。
 突然の別れに直面しながらも団体の理念と活動の
継続を第一に考え、次いで山岡修一が代表の任を担い、移行期の課題に取り組みながら、新たな段階への橋渡しに勤しんでまいりました。

 その山岡の後任として、このたび代表理事の重責を拝命することとなりました。
JHPは1993年の設立以来32年にわたり、カンボジアを中心とした途上国へ400棟にのぼる学校建設を行い、日本の官民が建設した学校1,000棟のうち約4割を占める
支援を行ってまいりました。
 また、学校建設とあわせてトイレや手洗い場などの衛生施設支援、芸術教育
(音楽・美術)の普及、成人識字教育、そして日本の若者を対象とした海外ボランティア派遣など、活動の幅はハード面からソフト面まで多岐に渡り、さまざまな
角度での教育機会の提供を通じて途上諸国の子どもたちの未来を照らす活動に
取り組んでおります。

 これまでの歩みと、小山内元代表が生前情熱を注ぎ、脈々と受け継がれてきた「子ども達の未来の可能性を広げるために、できることからはじめよう!」の活動精神をしっかりと受け継ぎ、今後もJHPがより多くの人々の「学びたい」という
願いに応えられる存在であり続けられるよう、理事・職員一同力を合わせ、
一意専心、誠実に取り組んでまいる所存です。
 今後とも、皆さまの変わらぬご厚誼とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

認定NPO法人 JHP・学校をつくる会
代表理事 青木 一能
Japan team of young Human Power
Representative Director Aoki Kazuyoshi

青木一能 略歴

1946年5月5日生まれ。博士(国際関係)。
慶應義塾大学大学院政治学専攻博士課程満期退学。
長年にわたり日本大学にて教育・研究に従事し、国際関係学部および文理学部教授、大学院国際関係研究科博士課程教授を歴任。
現在は日本大学名誉教授、中国新疆ウイグル自治区・石河子大学名誉教授。
専門は国際政治・現代史。

主な著書:
『アンゴラ内戦と国際政治の力学』(芦書房、2001年)
『手にとるように現代史がわかる本』(かんき出版、2010年)
『アジアにおける地域協力の可能性』(芦書房、2015年)
『グローバル化のなかの日本再考』(芦書房、2017年)ほか多数。

国際協力・NGO活動にも積極的に関わり、2012年から2018年までJHP・学校をつくる会 理事を務め、2016年から2018年までは副代表理事を歴任。
2024年より再び副代表理事として活動後、現在に至る。