JHPレポート

先日、江東区立八名川小学校6年生56名の児童の皆さんに向けて、活動の主たる場所であるカンボジアやJHPの国際協力活動、現地の学校や子どもたちの様子などを紹介する出張授業を行いました。
今回の授業では、私たちの活動地であるカンボジアの様子や、そこで暮らす子どもたちの現状をお伝えしながら、私たちにできる国際協力について、一緒に考える時間となりました。

授業の前半は、カンボジアの国の位置や気候、文化についてクイズ形式で紹介し、児童の皆さんも積極的に手を挙げて参加してくれました。
また、3人の代表児童にカンボジアの「500リエル紙幣」を実際に手に取って観察してもらうコーナーでは、紙幣に描かれた「つばさ橋(日本のODAによって建設された橋)」と日本の国旗を見つけた瞬間、驚きの声があがりました。
遠い国だと思っていた場所、「カンボジア」への心の距離がぐっと近づいた様子が印象的でした。

授業では、カンボジアの人口ピラミッドのグラフをもとに気づいたことがあるか問いかけてみると、子どもの人口が多く、大人の人口が少ないことに気づき、理由もさまざまな意見が飛び交いました。
その背景に、過去の内戦によって多くの命が失われたことがあると知り、
・校舎不足による二部制授業
・小学校卒業率の低さ
・芸術教育の機会の少なさ
といった同年代の子どもたちの学校生活の現状を知るなかで、「学べることは当たり前ではない」という実感が広がっていきました。
後半では、JHPの学校建設、芸術教育、識字教育、ボランティア派遣、国内での活動などを多岐に渡る教育支援活動をご紹介しました。
授業の最後にお伝えしたのは、
「かわいそうだから支援するのではなく、世界の仲間ががんばる姿に心を寄せてほしい」
そして、「できることからはじめよう!の気持ちで日本以外の世界にも目を向け、小さな一歩を踏み出してみてほしい」というメッセージです。
支援とは一方的なものではなく、同じ時代を生きる仲間としての「つながり」であること。
その想いを、児童の皆さんもしっかり受け取ってくれたように感じます。

感想の一部をご紹介します。
「自分と同じ学年の子が、家族のために遠くまで水を汲みに行っているのを勉強しました。
尊敬したし自分も頑張ろうと思った。」
「世界にはいろいろな問題があるけれど、みんな笑顔で写っている写真を見て、勇気をもらいました。」
「世界で何が起きているかを調べて、家族にも話したいです。」
「お小遣いを少しずつ貯めて、自分ができる募金から始めてみようと思いました。」
「使わなくなった鉛筆やノートがあったら、捨てずに寄付できるか探してみようと思います。」
「大人になったら、世界を飛び回って人を助ける仕事をしてみたいです。」
「カンボジアの子たちのために学校を建てる活動があるなんて、素晴らしい仕事だと思いました。」
今回の授業を通じて、カンボジアについて知り、少しでも「学ぶことの大切さ」や「自分たちにできること」を考えるきっかけにつながっていれば、嬉しく思います。
最後になりましたが、ご協力いただいた八名川小学校の先生方、そして一生懸命に考え、意欲的に参加してくれた児童の皆さんに、心より感謝申し上げます。
JHPでは毎年、社会科学習や修学旅行、出張授業等を通して、さまざまな学校の生徒さんと交流する機会をいただいています。
JHPとの小さな出会いや学びが、生徒さん達の未来につながっていくことを願いながら、これからも「伝える」活動を大切に続けていきたいと思います。
私たちの活動への応援とご支援をよろしくお願いいたします。
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